FSCジャパン役員紹介

※分会ごとに五十音順

Japanese certified forest
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環境分会理事

  • 井田 徹治(いだ てつじ)

    共同通信社編集委員兼論説委員

    1983年東京大学文学部社会学科卒。同年共同通信社に入社。本社科学部記者、ワシントン支局特派員(科学担当)などを経て2010年から現職。環境と開発の問題を長く取材。アジアアフリカ中南米など多くの国での環境破壊や貧困の現場、問題の解決に取り組む人々の姿などを報告してきた。気候変動枠組み条約締約国会議、ワシントン条約締約国会議、生物多様性条約締約国会議など多くの国際会議もカバーしている。中央環境審議会委員、世界自然保護基金ジャパン理事なども務め、2025年4月から学習院大学法学部特別客員教授も兼任。

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環境分会理事

  • 太田 猛彦(おおた たけひこ)

    東京大学名誉教授

    1978年 農学博士(東京大学)。その後、東京農工大学、東京大学、東京農業大学で研究・教育に従事。専門は森林水文学・砂防工学。砂防学会長、日本森林学会長、日本緑化工学会長、日本学術会議会員、林政審議会委員等を歴任。専門家としては気候危機下の新たな土砂災害対策の方向性を示しているほか、森林・林業問題については時間的・空間的に幅広い視野でとらえ直し、林業以外の森林の多面的機能も含めて今後の森林管理のあるべき姿を考究し、専門業界ばかりでなく市民にも発信を続けている。

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環境分会理事

  • 香坂 玲(こうさか りょう)

    東京大学大学院 農学生命科学研究科 森林科学専攻

    森林風致計画学研究室 教授

    静岡県生まれ。東京大学農学部卒業。ハンガリーの中東欧地域環境センター勤務後、英国で環境開発学の修士、ドイツ・フライブルク大学の環境森林学部で博士号取得。 2006年からカナダ・モントリオールの国連環境計画生物多様性条約事務局の勤務。2008~2010年度まで、愛知県名古屋市で開催されたCOP10の支援実行委員会アドバイザーを務め、国連での経験を活かし、手腕を発揮する。生物多様性条約、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学(IPBES)の政府代表団・専門家として関わる。ネイチャー・ポジティブ経済研究会のメンバーなども兼務。

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環境分会理事

  • 相⾺ 真紀⼦(そうま まきこ)

    WWFジャパン⾃然保護室 森林グループ⻑

    カリフォルニア⼤学ロサンゼルス校にて地理・環境学の学⼠号を取得後、東京⼤学⼤学院にて国際環境協⼒を学び、修⼠号取得。13 年間にわたり政府開発援助の農業・林業政策の専⾨家としてコンサルティング会社に勤務。東南アジアやアフリカなど世界各地の農林業の現場、とくに⼭間地での傾斜地農業や有機農業、伝統農法について経験を積む。フィリピンでは有機農業⽣産・流通・販売組織の設⽴を⼿掛けた。現場での経験をとおし、NGOの活躍・機動⼒を何度も⽬の当たりにして衝撃を受け、転職を決意。2018年にWWFに⼊局。

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社会分会理事

  • 川﨑 章惠(かわさき あきえ)

    愛媛大学 大学院農学研究科 准教授

    博士(農学)。九州大学21世紀プログラム課程卒業。同大学大学院農学研究院助教を経て2022年3月より現職。森林・林業に関わる政策や経済、特に林業労働問題が専門。主な著書に『「緑の雇用」のすべて』日本林業調査会(共著、2015年)。

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社会分会理事

  • 白石 則彦(しらいし のりひこ)

    東京大学 名誉教授

    森林総研研究員から東京大学森林科学専攻の教員となり2021年定年退職。専門は森林経理学。1999年我が国初のFSC森林認証審査に審査員として関わったことが契機となり研究テーマとしても取り組んできた。森林・林業再生プランでは基本政策検討委員を務め、森林計画制度の施策と林業現場の両方に関心を寄せる。複数の林業大学校・森林アカデミーで森林評価、林業経営、森林認証等の科目の外部講師を務める。

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社会分会理事

  • ⼭⼝ 真奈美(やまぐち まなみ)

    ⼀般社団法⼈⽇本サステナブル・ラベル協会(JSL)代表理事

    研究所勤務などを経て2003FEM 設⽴。持続可能な原材料調達やサプライチェーンにおける環境社会的配慮に向けた基準策定・環境・CSR・⽣物多様性・国際認証&ラベルの研修・教育事業の他、環境や社会に配慮した持続可能な国際基準を軸に、多岐にわたる認証を⽀援。企業活動やライフスタイルを、よりエシカル&サステナブルに転換することを⽬指し、(一社)日本エシカル推進協議会 副会長、環境ビジネスプラス 理事長、オーガニック関連団体の理事等様々な活動にも従事している。

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社会分会理事

  • 内藤 大輔(ないとう だいすけ)

    京都大学農学研究科 森林科学専攻 助教

    専門はポリティカル・エコロジー、日本・熱帯アジアの森林ガバナンス、気候変動緩和・適応に関する研究。

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経済分会理事

  • 沖 修司(おき しゅうじ)

    公益社団法人国土緑化推進機構 副理事長

    林野庁において、国有林野の管理経営のほか地球温暖化防止の森林分野責任者としてパリ協定交渉等に参画。我が国森林の健全な維持発展等を目指し森林環境税の創設や林地集約化を通じ林業等の再構築を図る森林経営管理法の策定に従事。林野庁長官を退官後は、(公社)国土緑化推進機構において全国植樹祭、全国育樹祭、緑の募金、緑の少年団活動等を通じて国民運動としての緑化活動を推進。これまで、(公財)大日本山林会副会長、(一社)日本林業協会理事等の森林林業団体役員を歴任。現在は、(公財)ニッセイ緑の財団評議員、ミス日本協会顧問等を兼務。

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経済分会理事

  • 上河 潔(かみかわ きよし)

    公益社団法人森林・自然環境技術教育研究センター 専務理事 

    東京大学農学部卒業後、林野庁、建設省、環境省等の勤務を経て、林野庁治山課長、森林技術総合研修所長を務め、2006年から日本製紙連合会常務理事となり、違法伐採対策、森林認証、森林バイオマス、生物多様性などの諸問題を担当。製紙業界の持続可能なサプライチェーンの確立に従事した。2018年から一般財団法人林業経済研究所理事・フェロー研究員、一般社団法人森林技術コンサルタンツ協議会理事・事務局長を兼務。カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了(M.S. in Wildland Resource Science)。

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経済分会理事

  • 西岡 敏郎(にしおか としろう)

    一般財団法人日本不動産研究所 研究部 上席主幹

    (財)日本不動産研究所、Investment Property Databank(現MSCI)、(株)三井住友トラスト基礎研究所を経て現職。20年余りグローバル不動産投資市場の調査・コンサルティング業務に携わり、近年は森林を主とした自然資源投資市場も調査等の対象とする。林野庁、国土交通省の各種委員会委員、みえ森林・林業アカデミー講師などを歴任。不動産鑑定士、森林技士(森林評価)

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経済分会理事

  • 速水 亨(はやみ とおる)

    速水林業 代表

    株式会社森林再生システム代表取締役、FSCジャパン副代表、一般社団法人 日本林業経営者協会 顧問。天皇杯受賞者(平成30年度第57回農林水産祭)。三重県尾鷲市にある速水林業の代表として、持続可能な林業経営を実践し、100年先200年先を見据えた森づくりを掲げ、自然環境と経済活動を両立させる事に努力し、2000年に日本で最初のFSC認証を取得。一般社団法人 日本林業経営者協会の会長を7年間務め、日本全国の林業経営者との連携を深め、林業がビジネスとして再生されることを目指して尽力。現場経験とリーダーシップを活かし、国内外のシンポジウムや講演活動を通じて、持続可能な林業の未来について発信を続け、林業の現場のみならず、広く社会全体に向けたメッセージを含めて、次世代へ引き継ぐ「森の価値」を問いかけ続けている。

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監事

  • 文月 恵理(ふみづき えり) 

    株式会社森林連結経営 副社長

    1983年日本大学国際関係学部卒。日本交通公社(現JTB)に入社し総務・経理部門に従事。2000年から箱根でパークボランティアとして活動し、会報誌の編集長を16年間務めた。2007年に速水林業の林業塾で日本の森林の現状を知り、同時にFSCジャパンに個人で入会。草創期の活動に関わった他、「文化遺産を未来につなぐづくり会議」にも参加、林業の課題に貢献できる道を探ろうとセミナー等で学び続けた。退職後に今の会社の社長に出会い、森林と建築・バイオマスの連携による森林産業の創出を目指して活動している。「森林列島再生論」(2022年 日経BP)を森林添乗員として協同執筆。