利害関係を対等に配慮したシステム
FSCはできる限りコンセンサスを目指しながら運営される組織です。しかしコンセンサスが得られないときは、会員は社会、経済、環境の三つの利害関係に基づいた分会(Chamber)に分かれて投票します。各分会には均等の投票権が与えられます。さらに各分会は開発途上国からの会員と先進国からの会員とに分かれ、それぞれに均等な投票権が配分されます。つまり、社会、経済、環境の利害関係者に加え、経済状況をも加味した利害を配慮した意思決定が行われるのです。
また、法人会員の投票には個人会員よりもより重きが置かれ、意思決定に反映されます。(図:FSC会員の投票権の配分)