樹種同定技術

樹種同定技術は木材の樹種と伐採地を追跡することを可能とします。木材解剖学的手法によって木材の科、属の情報や状況次第では種の情報も同定することが可能です。

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概要

同位体やDNA、質量分析を用いた技術によって木材サンプルの原産地を特定することも可能です。このような試験では、対象となる森林からの比較対象となる木材サンプルがあれば、特定の木材サンプルがその森林に由来するかどうかを調べることができます。

FSCは、認証取得者のサプライチェーンの信頼性リスクに対応するための長期計画を構築しました。その一環として樹種同定技術が、樹種や原産地を調べるために使用されます。木材サンプルを調べてほしいという方はご連絡ください。

手続き

樹種同定技術に関心がありますか?一般的に木材解剖学的手法による試験はテスト対象ごとに100USドル程度かかり、放射性同位体による試験にはテスト対象ごとに600~800USドル程度かかります。

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01

まずは私たちにファイバーテストを行いたいとご連絡ください。この際、何を知りたいのかご明記ください(例:樹種、原産地など)

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02

私たちから実施可能な試験と必要な手続きについて連絡がされます。

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03

申請書類への記入と、試験サンプルへの同封、そして試験ラボへの送付が必要です。またサービス契約への署名と費用のお支払いも必要です。

試験

FSCは低コストな試験を提供しています。2011年以降FSCは米国森林局の森林製品ラボとのパートナーシップの下で、FSCの品質管理の一環として製品の試験を行っています。このような製品の試験によって不正表示や偽造がされていないという保証を提供しています。FSCはFSC認証林の木材サンプルも収集しており、樹種や原産地の比較対象となるデータベースを作っています。

試験を行いたいサンプルがある場合は、こちらのFSC国際事務局のページからご申請ください。