日時：9月6日（火） 13:30～15:00 コンゴ共和国の森林管理を取り巻く状況とFSC認証が果たす役割

これまでに経験をしたことがないほどの生物多様性の消失、社会的な不公平、そして気候変動といった問題に直面している中で2022年のFSC国際総会では、私たちがどのように世界規模、そして地域の規模での森林管理によるソリューションを提案し、森林の持つ役割を最大化し、FSCの信頼性と価値を高めることができるかについて議論がされます。

FSC国際事務局では、FSCの原則と基準の基準6.5の下に定められている指標の策定と実施に関する既知の問題についての調査を開始しています。基準6.5は、FSCの原則と基準を満たすために森林管理組織が満たさなければならない潜在自然植生の保全に関する要求事項を定めています。

岐阜県東白川村の材を中心にメインシンボルの遊具には森林保全につながるFSC認証材のみを使用

FSCマークなどのマクドナルドが調達に取り組む３つのサステナブル・ラベルについて学んだ関東学院大学生が、生物多様性の大切さを伝えるトレイマットのデザインに挑戦しました。

FSC-STD-50-001第2-0版が2017年承認されてから、世界のFSC商標に関する状況も変わりつつあります。2022年1月1日には、ミックスラベルテキストや管理木材についての宣伝方法について規格の改訂が行われ、第2-1版が発効しました。 この度FSCでは、FSC商標使用規格第3版への改定に向けたパブリックコンサルテーション（意見公募）を開始しました。回答期限は2022年9月15日です。

FSCが実施していたブロックチェーン技術を用いたパイロットテストで、非常に良い結果が得られました。テストに協力をした認証取得企業からのフィードバックから、FSC認証サプライチェーンを、より安全で信頼のできるデータや情報に基づくものに確信していくために待ったなしの状況であることが確認できました。

FSC-STD-40-004第3-0版が2016年11月に承認されてから、世界の林産物を取り巻く状況はめまぐるしく変化しています。2021年にはFSCの中核的労働要求事項やいくつかのアドバイスノートを反映させる目的でCoC規格が改訂され、第3-1版となりました。この度FSCでは、CoC規格第4版への改定に向けたパブリックコンサルテーション（意見公募）を開始しました。回答期限は2022年9月2日です。あわせて認証機関向けのCoC審査のための規格FSC-STD-20-011の改定に向けた意見公募も行われています。

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）の持続可能な運営を目指し、物品やサービスの調達プロセスにおける持続可能性への配慮を実現するための基準や運用方法等を定めた「持続可能性に配慮した調達コード」を策定し、2022年6月30日に公開しました。