以下からそれぞれの改定規格の英語版がダウンロードできます。

認証取得者向けの改定規格であるFSC-STD-40-004第3-0版については、FSCジャパンにて日本語参考訳を作成する予定です。
訳が完成次第本ウェブサイトのニュースにてお知らせいたします。

今回の規格改定の目的はCoC認証の仕組みを効率化かつ簡素化することです。そのために要求事項の簡素化や、重要なポイントに関する例示、図表の追加などがされました。

今回の改定における主な変更点は次の通りです:

  • 取引情報の照合に関する要求事項が追加されました。認証機関とASIがFSC取引情報の照合を実施できるよう、認証取得者は認証機関の要請に応じて、FSC取引データのサンプルを提供する必要があります。本要求事項については近日中に追加情報提供がされる予定です。
  • 特定条件下での複数サイトによるパーセンテージ及びクレジットシステム運用が可能になりました(サイト横断パーセンテージ、サイト横断クレジット)。FSCはこの新しいルールの運用状況をモニタリングして2年後に見直す予定です。
  • クレジットシステムと製品グループに関する要求事項を見直しました。これには組み立て木材製品におけるクレジット計算の明確化、クレジット有効期限の延長(12ヶ月から24ヶ月)が含まれます。
  • FSCリサイクル木材製品のラベル適用閾値を85%から70%に引き下げました(FSCミックス製品のラベル適用閾値と同じ数字にすることで分かりやすくなることが期待されています)。
  • アドバイスノート及び規格解釈を規格文書内に入れ込みました。

改定規格への移行期間は1年間です。つまり2018年3月31日までにすべてのFSC CoC認証取得者は改定規格に基づく審査・監査を受ける必要があります。
ご意見・ご質問はプロジェクトコーディネーターの Lucia Massaroth (l.massaroth@fsc.org)までお願いします。

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