FSCジャパンでは、全国のFM認証取得者や、FSC認証木材に関わるCOC認証取得者の皆様をはじめ、FSC認証にご関心のある皆様を対象に、FSC認証林における責任ある森林管理に関する有用な情報を提供するため、「責任ある森林管理のための勉強会」をオンラインで開催しております。
第16回目は、「里山の資源利用による森林環境の保全」と題し、現在は神戸市の副市長として活躍されている神戸大学名誉教授の黒田慶子氏にお話しいただきます。
日本の森林の約半分を占める里山二次林は、行政的に「天然林」と分類されてきたため、管理の対象であると認識されてきませんでした。この結果、放置された多くの里山の旧薪炭林では高齢化・荒廃が進み、生物多様性は低下し、病虫害発生や災害のリスクも高まっています。それでは、どのような管理が望ましいのでしょうか。長年ナラ枯れや里山保全の研究して来られた黒田先生に、健康な森林として持続させるための利用・管理方法を議論し、持続的管理につながる方策をご提案いただきます。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
概要
日時:2025年2月12日(水)13:30~15:00
場所:オンライン開催(Zoom)
ご参加方法:以下のURLからお申し込みください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/Kusj2qmcTlGGN884vHT0xQ
※登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
※セミナー資料はご登録いただいた方々にのみ限定公開させていただきますので、当日参加が難しい方も上記URLからご登録ください。
※定員に達し次第お申し込みを締め切らせていただきますのでご了承ください。
※いただいた個人情報は、参加者を把握し、セミナーをより良いものにするために使用させていただきます。
参加費:無料
参加資格:どなたでもご参加いただけます。
お問合せ先:c.mishiba@jp.fsc.org(担当:三柴ちさと)
講師のご紹介
黒田 慶子 氏
神戸市副市長(神戸大学名誉教授)。1985年から森林総合研究所においてナラ枯れや里山保全の研究に携わる。2010年、神戸大学大学院農学研究科教授に就任し、2022年の退職後は神戸大学名誉教授、京都大学生存圏研究所特任教授として活躍。また、日本森林学会の会長・理事などを歴任。2024年1月に神戸市副市長に就任し、SDGs に立脚した政策の企画・立案などを担当。