この規格改定プロセスは、現在使用されている国内規格FSC-STD-JPN-01.1-2020 (2020年7月承認、2020年12月発効)を見直すものです。規格策定グループは環境/経済/社会の3つの分野でそれぞれ3名ずつを予定しています。現在の規格についてご意見をお持ちの方、FSCのルール策定に興味をお持ちの方、是非ご応募ください。
募集要項
作業内容
規格策定グループの一員として、FSC日本国内森林管理規格改定への議論に参加し、規格内容にかかる意思決定に一票を投じる。議論は、対面を基本とするが、オンライン参加も可。FSC日本国内森林管理規格を構成する10の原則、70の基準、約200の指標のうち、指標ひとつひとつについて現行の規格をもとにどのような変更が必要か議論する。また、新しく追加された国際標準指標については、国内でそれを採用、変更、棄却するか議論する。
規格策定グループは、FSCのガバナンスの原則に従い、メンバーの専門や立場によって環境・社会・経済の分野に分かれる。規格の内容についての決定を行う際、全会一致を目指すが、それが難しい場合は各分野で過半数、すべての分野からの賛成を得て議決するものとする。
今回の改定では、日本における危険農薬の使用、規模・強度・リスクに応じた要求事項の策定などが焦点となると見込まれている。
尚、規格策定グループで決定された規格は、FSCジャパン理事会の承認と、FSC国際事務局の承認を得る必要があり、最終的に国際事務局により承認されてから実際に現場で使われることとなる。
活動期間・頻度
FSC国際事務局からの承認後、2024年はじめに活動を開始予定。1~2年ほどの期間、1, 2カ月に1度、3時間ほどのミーティングを行う。ただし、内容によっては、別途ワーキンググループが組織され、開催される可能性もある。また、フィールドテストや公聴会等、プロセスに必要とされる各イベントには毎回メンバーのうち何人かにご出席いただきます。
応募資格
- FSCのビジョン、ミッションに共鳴し、FSC認証に対する理解を有すること。
- 広い意味での日本の森林管理についての知識や経験を有すること。(森林管理は多くの側面をもつため、一部の側面についての知識や経験を有していればよい。)
- FSC認証に関する経験があれば望ましい。
報酬
無報酬。ただし、会議参加のための旅費はFSCジャパンが実費を支払います。(オンライン参加も可。)
募集期間
2023年9月15日~10月14日まで(1か月間)
応募方法
連絡先、希望する分会(環境/経済/社会)、応募動機、これまでのFSC認証との関わりをカバーレターに記載の上、職務経歴書と共に担当三柴までお送りください。
お問合せ先
FSCジャパン 指針・規格マネージャー 三柴ちさと
c.mishiba(a)jp.fsc.org (a)を@に変えてください。
結果通知等
規格策定グループのメンバーは2023年11月にはFSCジャパン理事会により決定される予定です。また、メンバーに決定した方には同意書や利益相反についての申告書など、書類をご提出いただきます。