ショッピングモールで開催されたイベントでは、キンバリークラークやテトラパックなどの合計6社の認証取得企業が紙製品やパッケージを展示しました。中国の大手製紙会社であるSun Paper社は新しくラインアップに加わった認証コピー用紙やティッシュを展示しました。

WWFのGFTNプログラムディレクターであるJin Zhonghao氏は、このようなイベントを通じて中国でのFSCの認知度向上をしていくことの重要性を次のように語りました。「消費者が持続可能な林産物を知って、受け入れることによって市場に変革を起こし、世界の森林が適切に管理されるようになることを期待しています」。

現在中国には4,000を超えるFSC CoC認証取得者がいますが、ほとんどは輸出向けの製品を作っています。一方で中間所得層が増えるに連れFSC認証製品の内需も拡大していくと予想されています。紙製品の最大生産国かつ消費国として中国は非常に重要な意味を持っています。

イベントではFSC中国が子ども向けの体験会も実施し、30名の子どもたちが森林の価値について学びました。FSC中国代表のMa Lichaoはメディアに対してFSCのユニークな仕組みやマーケティングツールキットを紹介しました。

WWF中国は、中国の消費者が日々の生活の中で持続可能な消費活動を実践し、最終的には気候変動に対する悪影響を軽減したいと考えています。このための分かりやすい唯一の方法としてFSC認証製品の購入を推奨しています。

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