こちらのサイトでも紹介をしている通り、電子TLAはFSC認証ポータル(FSC Certification Portal)から電子署名することができます。初めてFSC認証取得を申請またはFSC国際会員に申請する組織や個人はまず、FSCチェックという手続きを行った後に電子TLAの手続きに進みます。
FSCは2022年1月にまず、単独認証の認証取得者を対象に電子TLAを開始しました。この度グループ認証とマルチサイト認証の認証取得者のTLAが電子署名に移行したことにより、プロジェクト認証を除くすべての認証取得者のTLA署名手続きがデジタル化されました。プロジェクト認証の場合はまだ従来通り、紙ベースのTLA署名手続きが継続します。
グループ認証とマルチサイト認証の認証取得者がTLAに電子署名するためには、まず組織の主要連絡先として登録されている方のメールアドレスに、認証機関からFSC Connectのアカウントを有効化(Activate)するための招待メールが送られます。FSC Connectのアカウントを有効化すると、自動的にFSC認証ポータルにサインインするページに誘導されます。FSC認証ポータルにサインインすると、必要な情報への同意が求められた後、TLAの電子署名手続きに進むことができます。TLAの電子署名はDocuSign®を用いて行います。
FSC商標ライセンス契約を持たない、これから新たにFSCに参加する組織はFSC Connectアカウントを有効化するとまずFSCチェックの手続きに誘導されます。FSCチェックの手続きを無事に済ませるとFSC認証ポータルからTLA電子署名手続きに誘導されます。
電子TLAへの移行を円滑に行うため、FSCは特例(FSC-DER-2023-005)を発行しました。
TLAはFSCと認証取得者の関係を規定した法的文書であり、認証取得者が製品上および広告宣伝目的でFSC商標を使用する権利を付与するものです。FSC商標使用のルールについては別途FSC-STD-50-001という規格に規定されています。
FSCは法的な要件を満たすために定期的にTLAを改訂し、FSC制度の信頼性と間税制が守られるようにしています。
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