FSCジュニア・アンバサダー園児向けのワークショップ

国際的な森林認証制度FSC(Forest Stewardship Council)の普及啓発を行うFSCジャパン(特定非営利活動法人日本森林管理協議会代表:太田猛彦)、森林破壊をはじめ環境や社会問題に対する関心が高い全国の中学生と高校生を対象に、「身近で出来るFSCマークの普及アイデア」を広く募集したFSCアワード2020にて、金賞を受賞したNitobeアイビーズの5人のメンバーは、“FSCマークを広め動植物と共生できる未来を提案した受賞作品の絵本を実際に制作しこの度、2021年7月14日()に新渡戸文化子ども園の園児に初披露するワークショップを開催しました。
スクリーンに絵本を投影し、Nitobeアイビーズのメンバーが園児に読み聞かせを行い、園児たちは静かに真剣に聞き入っていました後半では、人気イラストレーターのヒビユウさんがNitobeアイビーズの活動をテーマに書き起こしてくれたぬり絵を実施し、園児たちは大盛り上がりでした今回のワークショップでは絵本やぬり絵を通して、「自然森林」、「動物を守ることの大切さを園児たちに伝えました

新渡戸文化子ども園の鈴木園長からは、「園児たちは、今回のような中高生世代の子供達と交流できる機会は貴重でした。子ども園でも環境配慮の取り組みに力を入れており、現在は園児とコンポストにも取り組んでおります。コンポストで作った肥料を使って育てたミニトマトと使わずに育てたミニトマトの食べ比べを行う予定となっており、この時期に自然の大切さを伝えていただけるのはとても良いタイミングでした。また、環境保全は世代を超えて皆んなで取り組むものだと考えております。先生も子供達と一緒に育つ自立型学習者の育成を重要視しており先生にとっても学びになると思いますし活動の報告を通じて、園児の保護者の皆さんにも活動の輪を広げるきっかけになると思います。」との感想をいただきました

FSCジュニア・アンバサダー園児向けのワークショップ

ワークショップを終えたNitobeアイビーズのメンバーからは、「子供達の反応が良くて、楽しんでもらえて良かった」や、「園児たちに楽しんでもらうためにぬり絵も実施したが、木の部分を塗りながら、“絵本の木だ!”と言ってくれた園児がいて、私たちの読み聞かせをしっかりと聞いてくれたことがわかり嬉しかった」、「次回への反省点や気づきを得ることができ、大きな一歩になったと思う」などの感想があり、年内に数回予定されているワークショップに向けて準備を開始しています。

FSCジャパンとしても、FSCアワード2020の金賞作品を実現できたことや、今回のワークショップを通して、子供達だけではなく先生方や園児のご両親など、幅広い世代にFSC認証に関心をお持ちいただく良い機会となったことが大変喜ばしく、今後のNitobeアイビーズの活躍にますます期待しています。