組織が管理木材を調達するために独自にリスクアセスメントを行うことは、2015年12月31日で廃止になり、その後はFSC-STD-40-005 V2-1に従ったFSCナショナルリスクアセスメントを使うことが義務付けられます。

段階的廃止は規格の改定版(FSC-STD-40-005 V3-0)が2016年1月1日から有効になるという予定で、規格の改定に合わせ起こるよう計画されていました。しかし、現時点で改定版は2015年11月まで承認される予定にないので、このタイミングも変更されることになりました。

今回の規格の改定には複雑な変更があり、利害関係者は発効日までに規格に適合するように準備するのに十分な時間が必要となるでしょう。組織による独自のリスクアセスメントの廃止をきちんと実行するためには新たな規準文書が必要となり、新しいFSCアドバイス・ノートに記載されることになりました。

FSC本部は、改定後の管理木材システムとコンサルテーションの情報を発信し、利害関係者からの質問に答えるため2015年5月26日に2回のウェビナーを予定しています。ウェビナーへの登録はこちらからどうぞ(英語のみ)。


意見はどうやって提出できる?

英語でコメントをご提出いただく場合は、利害関係者のコンサルテーションのためのウェブページ(英語のみ)または下記リンクにあるアドバイスノート草案の内容を確認の上、コメント提出のためのフォームにコメントを記入し、2015年6月18日までにDarren Brown (d.brown@fsc.org)までご提出ください。日本語の場合は、下記に日本語の参考訳がありますので、内容を確認の上、日本語のコメントフォームをダウンロードしてご記入いただき、FSCジャパン指針・規格コーディネーター、冨村ちさと(ctomimura@forsta.or.jp)まで2015年6月11日までにご提出ください。

コンサルテーションの後は?

文書は、2015年8月に理事会で承認を受ける予定ですが、提出されたすべてのフィードバックはその前に、規準要求事項の最終版作成に使われます。承認後、完成した最終版の要求事項は、利害関係者のコンサルテーションとフィードバックがどのように最終版作成に使われたかの概要と共に公開されることになります。承認された要求事項は2016年1月1日から有効になります。

コンサルテーション用ページはこちら

FSC_newsentry_1432014345_file.doc
DOC, サイズ: 63.50KB
FSC_newsentry_1432014778_file.pdf
PDF, サイズ: 176.53KB
FSC_newsentry_1432042063_file.docx
DOCX, サイズ: 40.83KB
FSC_newsentry_1432086351_file.pdf
PDF, サイズ: 787.03KB