パッケージ等でFSCラベルが一般的に見られるようになり、FSCの認知度が徐々に高まっている一方、国内のFM認証取得件数は近年横ばいで、国内認証林からの認証木材の需要を高めるために木材関連事業者のサプライチェーンをつなぐことが急務となっています。

今回のイベントの第一部では、宮城県登米市登米町森林組合参事であり、岩手県と宮城県の5つのFM認証取得地域によるFSC認証を推進するネットワーク「5TreesNet」を運営する竹中雅治氏を招き、森林側からみたFM認証に取り組む上での課題の解説とともに、地域を超えた認証材流通の一元管理の実践や地域材の活用事例、また5TreesNet内でのプロジェクト認証の事例をご紹介いただきました。第2部では、参加者が自由に歓談する場が設けられ、FM認証取得者、製材所、木材問屋、工務店、ゼネコン、最終認証製品を使用するFSCプロモーションライセンス取得者など様々な立場の参加者が交流を深めました。

本イベントには58名の方にご参加いただき、大変盛況のうちに終了いたしました。

「FSC認証国産木材事業者交流会」はFSC認証国産木材の普及を目指し、国産のFSC認証木材を生産する、取り扱う、あるいは取り扱いを考えられている事業者の皆様に集まっていただき、FSC認証国産木材の利用についてお話しいただくイベントです。

FSCジャパンでは、後日、大阪でも同様のイベントの開催を企画する予定です。