この調査は2014年6~7月に、世界112カ国の27,893認証取得者を対象にオンラインアンケートの形で行われ、その13%にあたる95カ国の3,656認証取得者から回答を得ました。調査は世界14カ国語で行われ、この中には日本語も含まれます。
今回の調査結果は、FSCの順調な成長・発展とポジティブなイメージを裏付けるものでした。
回答した81.5%の認証取得者がFSCラベルは製品に付加価値を与える、78.9%の回答者はFSC認証に満足しているという結果が得られ、以前よりFSCが広く社会に浸透し、影響力を増している様子が統計からうかがえます。
また、認証を取得する最大の理由として顧客からの要望が挙げられ、認証を維持する理由も将来的な顧客開発と既存の顧客維持という回答が多く、FSCの重要性が増していることが明らかになりました。
FSCの価値についても、81.5%の回答者はFSCラベルは付加価値を加える、84.9%はCSR(企業の社会責任)を伝えていくのに役立つと答えました。90%の回答者はFSCによりポジティブな企業イメージが演出できると回答しました。
また、前回の2012年の調査に比べ、FSC認証製品を調達するのが簡単だと答えた回答者の割合も全てのFSC表示カテゴリーについて増え、FSC認証製品が市場により出回るようになっていることを裏付けています。
認証取得者の分布は54.2%がヨーロッパ、25.2%がアジア、12.2%が北アメリカで、その割合は回答者の分布とほぼ一致しています。この報告書には各国ごとのデータは示されていません。
詳細は、報告書をダウンロードしてご覧下さい(英文のみ)。日本語訳も作成中です。
関連ページ:
https://ic.fsc.org/fsc-global-market-survey-report.585.htm
