今回のセミナーでは、日本で初めてFSC認証を取得した速水林業の代表であり、FSCジャパンの副代表でもある速水亨が、林業の現状の認識について説明し、不確実性をあらかじめ管理システムに組み込み柔軟に管理する順応的管理の概念を、速水林業の変化と現状の事例を交えながら話しました。現在、日本の林業経営が危機的状況にあります。その現状をデータで説明し、事業を継続していくには、長期的な視野と共に徹底した合理化や顧客を開拓し需要を呼び込む努力が不可欠であり、認証の価値もそうした努力なしには発揮されないということ、そして様々な課題に日々柔軟に取り組んでいく必要性があるということを自身の経験をもとに説明しました。

本勉強会には147名の方にご参加いただき、大変盛況のうちに終了いたしました。

セミナー録画は以下からご覧いただけます。

「責任ある森林管理のための勉強会」は、全国のFM認証取得者や、FSC認証木材に関わるCOC認証取得者の皆様をはじめ、FSC認証にご関心のある皆様を対象に、責任ある森林管理に関する有用な情報を提供するために企画しているオンラインセミナーです。
FSCジャパンでは、今後も様々なテーマでセミナーを開催する予定です。