2020年、2021年はコロナ禍の影響でオンラインで行われ、昨年はオンラインと対面のハイブリッドで開催したこの恒例ミーティングですが、今回は4年ぶりに完全に対面で行われました。これまで3年間、出国もままならなかった中国からの参加者も含め、今回の参加スタッフはこれまでで最多の約400人。FSCジャパンからも指針・規格マネージャーの三柴が出席しました。

5日間、様々なセッションが行われ、全体会議ではFSCの組織としての価値観や理念、FSCを取り巻く状況の再確認、そして個別セッションでは生態系サービスや欧州森林破壊規制(EUDR)といった新しい機会への対応やトレーサビリティを確保するためのシステムの構築、新たなオンラインツールやイノベーションなどの情報共有が行われ、熱い議論が繰り広げられました。

Cologne city forest park

グローバル・スタッフ・ミーティングは同時に、FSCというグローバルで多様な組織の中での交流を深める最良の機会でもあります。近隣のFSC認証林の見学や各国の文化を紹介しあうグローバル・ビレッジ等、様々なアクティビティも行われました。世界中の国々で、社会、文化はそれぞれ違えど、ひとつのFSCとして同じミッションを共有する「仲間」と、変化し続ける世界の中におけるFSCの意義を再確認した1週間でした。