5月27日(月)に開催しました日本森林管理協議会第18回通常社員総会において、WWFジャパン⾃然保護室 森林グループ⻑の相⾺真紀⼦氏と⼀般社団法⼈ ⽇本サステナブル・ラベル協会(JSL)代表理事の⼭⼝真奈美氏のお二人が、FSCジャパンの新しい理事に就任しましたのでご紹介いたします。

 

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相⾺真紀⼦

WWFジャパン⾃然保護室 森林グループ⻑

カリフォルニア⼤学ロサンゼルス校にて地理・環境学の学⼠号を取得後、東京⼤学⼤学院にて国際環境協⼒を学び、修⼠号取得。13 年間にわたり政府開発援助の農業・林業政策の専⾨家としてコンサルティング会社に勤務。東南アジアやアフリカなど世界各地の農林業の現場、とくに⼭間地での傾斜地農業や有機農業、伝統農法について経験を積む。フィリピンでは有機農業⽣産・流通・販売組織の設⽴を⼿掛けた。現場での経験をとおし、NGOの活躍・機動⼒を何度も⽬の当たりにして衝撃を受け、転職を決意。2018年にWWFに⼊局。

 

 

メッセージ

環境NGOの一員として、脱炭素やネイチャーポジティブの実現に向けて世界がスピードを上げて動いていることを肌で感じます。森林は炭素の排出源にも吸収源にもなり、陸域の生物多様性の多くが息づく場としてかつてないほど注目されている今こそ、FSC認証の出番ではないでしょうか。FSCを活用することがネイチャーポジティブに有効なこと、また、脱炭素社会に向けても重要な役割を持つことを、理事として企業や消費者に向けてアピールしていきたいと思います。

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⼭⼝真奈美

⼀般社団法⼈ ⽇本サステナブル・ラベル協会(JSL)代表理事

研究所勤務などを経て2003年FEM 設⽴。持続可能な原材料調達やサプライチェーンにおける環境社会的配慮に向けた基準策定・環境・CSR・⽣物多様性・国際認証&ラベルの研修・教育事業の他、環境や社会に配慮した持続可能な国際基準を軸に、多岐にわたる認証を⽀援。企業活動やライフスタイルを、よりエシカル&サステナブルに転換することを⽬指し、(一社)日本エシカル推進協議会 副会長、環境ビジネスプラス 理事長、オーガニック関連団体の理事等様々な活動にも従事している。

 

 

メッセージ

このたび理事に就任いたしました山口真奈美です。皆様と活動をご一緒出来ることに感謝申し上げます。気候危機や環境、人権などの社会的課題の解決には、サステナブル調達やエシカル消費の実践が急務であり、認証は大きな役割を担います。FSCの普及を通じて、適切な森林管理による豊かな地球環境とネイチャーポジティブそして持続可能な社会形成に向けて尽力して参ります。微力非才の身ではございますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。