FSCインドネシアは、インドネシア建築家協会(IAI)ジャカルタ支部と共同で、FSCジャパンの支援を受けて、「日本のグリーンビルディング:FSC認証木材による革新」と題したウェビナーを先日開催しました。このイベントは、今四半期におけるアジア太平洋地域での初の国境を越えた知識共有の取り組みとなり、建築家、建設業者、NGO、木材取引業者など、さまざまなバックグラウンドを持つ140名を超える参加者を集めました。
このウェビナーは、FSC認証木材を使用した建築設計において、持続可能性と審美性のバランスをどのように両立させているか、日本のアプローチを探ることを目的としており、日本の愛知県にある、先駆的な工務店であり、プロジェクト認証を取得している株式会社エコ建築考房の知見が紹介されました。代表取締役 社長の喜多茂樹氏と取締役の五香祐輔氏のお二人に、日本の持続可能な建築の実践に関する貴重な専門知識を共有いただき、無垢材のみを使用して耐震性を確保するといった技術的な懸念への対応や、予算増加の可能性があるにもかかわらず、認証材の採用を顧客に納得してもらうためのビジネス上の課題にもお答えいただきました。
参加者は、国際的なベストプラクティスから学ぶことができる貴重な機会に感謝しており、私たちは、今後さらなる国境を越えた協力を推進することで、この好意的なフィードバックを活かしていく予定です。これらの取り組みは、FSC認証木材の採用を促進し、地域全体で成功事例を共有することで、持続可能な建築におけるイノベーションを促進することを目指しています。


