国際的な森林認証制度FSC(Forest Stewardship Council®)の普及啓発を行うFSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会、代表:太田猛彦)は、「責任ある森林管理のための勉強会」の第一回をオンラインにて開催しました。
本勉強会は、全国のFM認証取得者や、FSC認証木材に関わるCOC認証取得者の皆様をはじめ、FSC認証にご関心のある皆様を対象に、FSC認証林における責任ある森林管理に関する有用な情報を提供するために企画したもので、第一回は、東京大学名誉教授であり、FSCジャパンの代表を務める太田より、「森林と土砂災害」をテーマに、事例も交え、土砂災害に関連して森林施業において留意すべき点等を中心に講演が行われました。参加者は、当初の想定を大幅に上回る応募をいただき、急遽追加での応募受付を行うこととなり、最終的には、174名の方々に参加いただきました。
講演後に行われた質疑応答でも、参加者から積極的かつ熱心な質問をいただき、大変盛況のうちに終了いたしました。

名称:責任ある森林管理のための勉強会テーマ:「森林と土砂災害」
開催日時:6月25日(金) 13:30~15:00
開催内容:13:30-14:45 講演(太田猛彦/FSCジャパン代表、東京大学名誉教授)      
     14:45-15:00 質疑応答
形式:オンライン開催(Zoom)
申込方法:指定のURLからの申し込み(定員になり次第申込は終了)参加資格:特になし
参加費:無料
主催:FSCジャパン

※スピーカーやテーマ等に関するご意見、ご要望は、FSCジャパン・担当/三柴(c.mishiba@jp.fsc.org)までお願いいたします。

2017年九州北部豪雨で発生した表層崩壊群 (福岡県朝倉市)

講演を行ったFSCジャパン代表の太田は、「 FSC第1回オンライン勉強会に多くの皆さまにご参加頂きましたこと、大変感謝しております。勉強会では森林管理の現場における土砂災害への対応について、九州北部豪雨での事例を中心に私の個人的な考えを率直に述べさせていただきました。皆様のご参考になれば幸いです。勉強会は今後も継続的に企画するつもりですので、引き続きご参加頂きますようお願い致します。」と語り、参加者の方からは、「森林と災害の因果関係について勉強することができた。これから調べてみたい、学びたいと思えるヒントを得ることができた。難しい内容であったが、説明がわかりやすく、スキルアップにつながった。」等のご意見をいただきました。FSCジャパンでは、今後も様々な方々にとって有益なテーマを用意し、各テーマに沿った講師をお招きし、隔月で開催をしていく予定となっています。