国際的な森林認証制度FSC(Forest Stewardship Council)の普及啓発を行うFSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会、代表:太田猛彦)が昨年開催したFSCアワード2020で金賞を受賞し、FSCジュニア・アンバサダーとしてFSCマークの普及活動を行うNitobeアイビーズは、11月21日(日)と 12月19日(日)の二日間、FSC認証を取得する檜原村の森で、都内中高生を対象にワークショップを開催しました。
本ワークショップは、檜原村の森のFSC認証材を使った製品の開発と販売を通じて、檜原村を訪れた人にFSC認証を知ってもらうことを目指すもので、檜原村のFSC認証林を管理するNPO法人フジの森の協力により実施され、二日間を通じて、都内7校の中学校・高校から35名の中高生が参加しました。
11月21日(日)の第一回では、Nitobeアイビーズから、FSCジュニア・アンバサダーとしての活動や森林の現状、FSC認証について紹介し、Nitobeアイビーズのアイデアによる、檜原村の森の木の枝を使った鉛筆づくりのワークショップを実施しました。鉛筆の芯には、学校で回収した不要になった鉛筆から取り出した芯が使用されました。12月19日(日)の第二回では、参加者の中高生に、檜原村の森の素材を使ってどんな製品が作れるかアイデアを考えてもらい、森を散策しながら枝や葉、つる等の素材を集め、実際に製品をつくるワークショップを実施しました。
完成した鉛筆やリース、お箸等の製品の一部は、フジの森の施設「四季の里」で購入者自身に決めてもらった価格で販売され、売り上げはフジの森を通じて緑の募金に募金されます。また、ワークショップの最後には、Nitobeアイビーズが制作したFSCマークにつてい紹介するオリジナル絵本を参加者にプレゼントしました。
ワークショップを終えたNitobeアイビーズのメンバーからは、「参加者のみんなが面白いアイデアを考えてきてくれて嬉しかった。」、「他の学校の生徒と交流する機会はあまりないので、FSCジュニア・アンバサダーとして活動することで一緒に学べてよかった。」、「実際に森でワークショップを行うことで、現地でしかわからないことを知れたのが良かった。」、「今後も学外の人に伝える機会をつくりたい。」、「残りの任期では、オリジナル絵本を有効活用したワークショップをもっとやってみたい。」などの感想がありました。 FSCジャパンとしても、今回のワークショップを通して、さまざまな学校の学生や先生方にFSC認証やFSCジュニア・アンバサダーの活動を知ってもらえたことが大変喜ばしく、今後のNitobeアイビーズの活躍にますます期待しています。