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2023年11月23日(木)、遠州森林認証グループが主催しているFSC®️認証の森・森林施業の現場を巡るモニタリングツアーに事務局スタッフの三柴と古川が参加しました。

遠州森林認証グループは、掛川市森林組合と森町森林組合、掛川市、森町、静岡県から成る、FSC FM(森林管理)認証取得者です。FSC認証材の活用に精力的に取り組むだけでなく、FSC認証や森林に親しんでもらう、電動アシストマウンテンバイク(E-MTB)で認証林をめぐるツアーを定期的に開催しており、今回、FSCジャパンスタッフ2名でそのツアーに参加させていただきました。

今回のツアーのコースは32km、獲得標高651m。絶好の秋晴れの下、各参加者のために整備されたE-MTBでかなり急な山道もなんのその。E-MTB初体験・運動不足のFSCジャパンスタッフでも全く体力的な負荷を感じることなく、秋の日差しに輝く里山の景色や紅葉を楽しみながら滑るような乗り心地で、爽快感いっぱいに走り切ることができました。

ツアーの途中には、間伐された認証林の見学や、地元のお茶屋さんや森町森林組合の甚沢組合長のご自宅でのおやつタイムも。おやつの三色団子は全て地元で取れた食材のみで作られて、お団子の三色は信号機をモチーフとしており、ご高齢の方々の交通安全を願い作られているとのことで、心も身もほっこりするとても優しい味でした。

お昼は、コース最高地点にある「ミリオンペタルバイクパーク」でFSC認証の説明を聞きながらのお弁当。ミリオンペタルバイクパークは、このE-MTB認証林ツアーをきっかけに知り合ったヤマハ発動機株式会社の社員や甚沢組合長らの有志が、森でマウンテンバイクを楽しもうとクラブを立ち上げたのが始まりです。甚沢組合長所有の広葉樹林内で、なんと仲間と共に山中を歩き回り、シャベルやツルハシを使い、自らの手でマウンテンバイクの専用コースを作ったとのこと。今では愛好者の間ではかなり有名なコースなのだとか。「FSC認証で、人と人とがつながり、それが活力になってまた新たな取り組みが生まれ、人の輪が広がっている。」そう語る森町森林組合・村山さんの言葉に、FSCの意義を改めて実感し、現場で取り組む方々の熱い思いを共有しました。

爽やかな空気、美しい景色、そしてそこに生きる温かい人々と、その熱い思い。FSC認証林をめぐってリフレッシュできただけでなく、様々な素敵なものに触れられたツアーでした。

皆さんも、E-MTBでFSC認証林を巡り、自然を五感で満喫し、楽しみながら学んでみませんか?

https://www.kakemori.jp/E-MTB/schedule