FSCは一般認定規格 FSC-STD-20-001 V4-0「FSC認定認証機関に関する一般要求事項」を改定します。本基準は、FSC認証審査を行う認証機関に適用されるもので、認定のための要求事項や審査の際のルールなどを定めるものです。このメインの文書と共に、FSC-PRO-20-003「FSC認証書及びライセンス契約のトランスファー」及びFSC-PRO-20-004 「FSC研修プログラムに関する一般要求事項」の手順文書も改定の対象となっています。
認証取得者が直接の対象とはならない文書ですが、審査の際のルールの規定も含まれるため、改定内容の影響は認証取得者にも及びます。
これらの改定は主に、認証サービスを運用する組織に対する欧州の法的要求事項(欧州委員会規則765/2008)を満たすために行われるものです。この規則では、すべての認証機関は、各国の認定機関から認定を受け、ISO 17065にも適合することが求められています。この法令を遵守するため、FSCの認定規格もISO 17065に沿うように改定されることとなりました。これにより不適合の評価・解決までの期限、認証決定までの期限、不適合に対処した場合の認証付与と維持について変更が加えられます。国際的一貫性を確保するため、欧州だけではなく全世界に適用される予定です。
例えば、以下のような変更が提案されています。
- 本審査後の認証発行、年次維持監査後の認証の継続のどちらとも、未解決の不適合がないことが条件となります。
- 審査が行われてから認証発行/継続の決定までの期限が変更になります。(FM・CFM認証: 18か月、CoC・プロジェクト認証:6か月)
- これまで不適合に対しては既定の期間内のcorrective action(是正措置)が求められていましたが、これがcorrectionとcorrective actionの2つに分けられます。Correctionは不適合のレベルを問わず3か月以内、根本的原因の解決を伴うCorrective actionは重大な不適合に対してのみ要求され、15か月以内に行われることが求められます。
この改定に関連し、主に認証機関を対象としたオンラインセミナーが開かれます(英語のみ)。
オンラインセミナーには以下からお申込みいただけます。
規格改定草案の作成プロセスの一環として、FSCは11月21日まで意見を募集しております。ご意見はこちらのコンサルテーションプラットフォームからご提出ください。ご利用いただくにはアカウントの作成が必要です。
このコンサルテーションの主な対象は認証機関になりますが、認証取得者も参加可能です。コンサルテーションページの言語はFSCの公用語(英語、スペイン語、フランス語)のみですが、自動翻訳である程度内容を把握することはできます。
コンサルテーション対象となる文書はページ下からダウンロードいただけます(英語のみ)。