国際標準指標(IGI)に基づき日本国内森林管理(FM)規格を策定するため、2015年9月に開催された社会、経済中心の討論会に続き、環境関係の原則6, 8, 9について10月28日、討論会が開かれました。
この討論会にはプロセスの中心となる規格策定グループメンバーの他、招待専門家や一般傍聴者も含め、30名が出席し、国際標準指標(IGI)とそれを基にFSCジャパン事務局が用意した国内指標案について白熱した議論が繰り広げられました。シカの食害などの現在の問題や、今後のバイオマス需要の展開まで、また、IGIに記載された環境価値や生態系サービスの意味をめぐる議論など、様々な立場や専門的な観点から、丸一日熱い意見が交わされました。
この討論会の記録は以下のリンクからダウンロードできます。討論会に提出された討議資料と、それに対して討論会で出された意見がまとめてあります。
社会関係の原則1, 2, 3, 4については9月15日、経済関係の原則5, 7, 10に関する討論会は9月29日に開催され、その記録はFSCジャパンの記事よりご覧いただけます。
討論会で出された意見は、規格の第1草案にまとめられ、後日パブリックコンサルテーションで公開されます。パブリックコンサルテーションは60日間行われ、どなたでもご参加いただけますので、是非ご意見をお寄せください。パブリックコンサルテーションの予定についてはまた後日改めてご案内します。
また、このプロセスの概要や背景はこちらのニュースでご覧いただけます。
このプロセスに関するご意見、ご質問はFSCジャパン指針・規格コーディネーター、冨村ちさと(ctomimura@forsta.or.jp)までお寄せください。
