今回FSCによって実施された消費者調査では、持続可能な購買活動を通じて森林破壊、気候変動や生物多様性の問題解決に貢献したいという消費者の強い意志が確認できました。
今回の調査は日本を含む33か国で800人ずつ、世界合計で26,800人を対象に実施されました。
FSC による世界の調査結果の分析はこちらの元記事からご確認いただけます。
以下に日本の報告書からいくつかの結果を共有します
様々な持続可能性ラベルの認知度
「これらのロゴやラベルを見たことがありますか?」という質問に対して濃い緑は「よく見る」、薄い緑は「たまに見る」と回答した人の割合を示しています。
FSCは合計26%でした(四捨五入の関係で上記を足しても26%になりません)。
今回の調査対象国の世界平均は46%であり、日本は調査対象の33か国の中で韓国と共に最下位でした。
一方、以前の調査結果と比較をすると徐々に日本におけるFSCロゴの認知度は上がっており、様々な持続可能性ラベルの中で、エコマークと有機JASマークに次いで3番目に認知されているという心強い結果も示されました。
購買意欲につながるか
「次のラベルを製品上で見た場合に、それぞれのラベルはどの程度その製品を購入する動機になりますか?」という質問に対してもやはりエコマークが一番高いスコアでした。しかしここでも様々な持続可能性ラベルの中でFSCが評価されていることはわかります。これからも認知度の向上と共に、購買意欲につながる割合も増えることが期待されます。
FSCがブランドの信頼性に与える影響
「あるブランドがFSCを推進しているまたはFSC認証製品を提供していることを知った場合、そのブランドの信頼性に影響がありますか?」という質問に対して、FSCを知っている人は69%がよい影響があると回答しました。