ドイツ・ボン — 10月2日、欧州委員会はEU森林破壊防止規制(EUDR)の段階的導入期間をさらに12ヶ月延長する提案を発表しました。 FSCは、世界の森林問題に対して各国政府が対応を取らなかったリオの地球サミットを受けて、1994年に設立されました。
「私たちは、世界中で進められている森林法令の整備や持続可能性に向けた取り組みを歓迎します。また、義務的措置と自主的行動が協力し合うことで、意義のある持続可能性の成果が得られると強く信じています」と、FSCのEU担当Matteo Mascolo氏は述べています。
FSCは森林破壊のない市場の創出を全面的に支援し、森林破壊を防ぐための迅速な行動の緊急性を訴え続けています。FSCは、170のNGOと、規則が適切な時期に実施されることを求める緊急書簡に署名しました。
「私たちのミッションである「Forests For All, Forever(みんなの森をいつまでも)」というスローガンは、私たちの取り組みの中心にあります。私たちは、当初の期限より前にEUDRの義務を満たすためのソリューションを準備することに尽力してきました。この取り組みに対する私たちのコミットメントは揺るぎないものです。」
Dr. Joanna Nowakowska -FSC国際事務局、システムパフォーマンスディレクター
欧州委員会が提案したEUDRの延期については、共同立法者との合意が必要ですが、これはこの重要な法律に対する取り組みの縮小と見なされるべきではありません。FSCは、EUDRやその他関連する持続可能性イニシアティブへの準拠に必要なツール、ソリューション、ガイダンスを企業に提供し続け、規制が施行された際に企業が十分に準備できるようサポートしていきます。
「私たちは、企業がEUDRの義務を満たすための取り組みを補完するため、FSCの既存および今後提供されるソリューションを活用することを推奨します。森林保全は共同責任であると信じており、この重要な取り組みにおいて、会員内外のすべての利害関係者を支援することに引き続き専念していきます」と、FSCの最高エンゲージメント・パートナーシップオフィサーであるAnand Punja氏は締めくくりました。
今後の最新情報は、FSCのウェブサイトで公開していきます。
元記事はこちら。