今回の改訂規格の移行期間は、2年半設けられており2022年1月1日から2024年6月30日までとなります。移行期間中は第2-0版または第2-1版のいずれの規格を用いても構いません。

FSC-STD-50-001第2-1版における最初の重要な変更点は、FSCミックス製品と管理木材に関する戦略の4.1項「FSC ミックスラベルのテキストを変更し、ラベリングの正確さを強化する」に関するものです。

FSC国際理事によって承認された新たらミックスレベルテキストはSupporting Responsible Forestryというものです。日本語訳は「責任ある森林管理を支えています」です。

New Mix Label text

FSCミックスラベルの変更理由についてより詳しく知りたい方はこちらのリンク先の記事をご覧ください(英語)。

新たなミックスラベルテキストは2022年1月1日よりFSC商標ポータルのラベルジェネレータからダウンロード可能となります。2024年6月30日までは、現在のミックスラベルと新しいミックスラベルのどちらを使うことも可能です。2024年7月1日以降に作成するFSCミックスラベルは、新しいミックスラベルテキストのものとしてください。

なお、2022年1月1日に先駆けて新しいミックスラベルを利用することはできません。

管理木材の説明

FSC-STD-50-001第2-1版の重要な変更点の2つ目は、FSCミックス製品と管理木材に関する戦略の4.2項「FSC 認証取得組織が、本戦略の目的に沿って管理木材について説明をすることを認める。その場合、FSC によって策定される定型文章を指示に従って使用しなければならない」に関するものです。

FSC国際理事によって承認された管理木材説明文章は以下の通りです:

  • FSC®管理木材は、林産物が許容できない供給源に由来するリスクを回避・低減します(fsc.org/en/cw)。
  • FSC®管理木材は、林産物が許容できない供給源に由来するリスクを回避・低減します。FSC管理木材要求事項は、違法に伐採された木材、伝統的権利・人権を侵害して伐採された木材、高い保護価値が脅かされている森林からの木材、遺伝子組み換え樹木が植えられた森林から伐採された木材、人工林や他の土地利用に転換された天然林から搬出された木材を禁止しており、これらを避けるよう設計されています。FSC管理木材の詳細はfsc.org/en/cwからご確認いただけます。

(上記のURLはFSCジャパンの管理木材説明ページに変更をしても構いません)

これらの管理木材説明文章は、2022年1月1日より、管理木材の調達や販売に伴うものとして使用ができます。またFSCミックスラベル付き製品に含まれる原材料の説明をする際に使用することも可能です。

FSC-STD-50-001第2-1版の日本語参考訳と、第2-0版からの変更履歴が表示されたファイルは以下からダウンロードいただけます。

元記事はこちら

FSC_report_1633308298_file.pdf
PDF, サイズ: 1.78MB
FSC_report_1633309469_file.pdf
PDF, サイズ: 2.09MB