これによりDLHは再度FSCと商標ライセンス契約を結ぶことができます。DLHは関係断絶解消のために提示されていた条件を十分に満たすだけの活動を行なってきたために、今回の決定が下されました。

FSCは2015年2月にDLHとの関係を断絶しました。これは、FSCの公平な苦情調査委員会の調査によって、DLHがリベリアで違法木材取引に関わったことが判明したためです。FSCはDLHとの関係断絶を解消するための一連の条件を提示しました。条件には影響を受けたコミュニティに対する補償およびDLHのデューデリジェンスシステムの第三者検証が含まれていました。

DLHは、彼らによるリベリアでの違法伐によって引き起こされた地域コミュニティの利益損失の補償のためのアクションプランを2015年10月にFSCに提出しました。これらの補償活動は、著名な地域開発団体であるSustainable Development Instituteの協力の下で「事前に十分な情報を与えられた上での自由意思に基づく同意」の考え方に基づき、地域コミュニティと合意されました。このアクションプランは2015年11月にFSC理事会で承認されました。

2015年12月にDLHは、提示されている条件をすべて満たすために行なっている活動の進捗を報告し、FSCはこの進捗が十分であることを確認しました。このためFSC理事会ではDLHとの関係断絶を試験的に解消することを決定しました。

これまでの経緯をすべてまとめたページはこちらから(英語のみ)。

元記事はこちらから(英語のみ)。