以前こちらのニュースでお知らせした通り、昨年FSCでは林地転換の補償手順第1草案に対するパブリックコンサルテーションを実施しました。128名からコメントが寄せられ、これらを踏まえて今回第2草案が完成しました。

FSCの基準6.10では、 1994 年 11 月以降に自然林から転換された人工林を含む管理区画は、通常、認証の対象 とはならないことを定めています。
一方、2017年FSC総会可決動議7番では、1994 年以降に自然林を転換して造られた人工林に関する要求事項として、過去の転換に対する補償として の自然生態系の復元及び保全の要求を求めています。

現在、FSCでは、1994 年以降に自然林を転換して造られた人工林に関する要求事項を定めた「林地転換に関するFSC指針」(FSC-POL-01-007 V 1-0)を策定中です

2019年11月には、この指針をどのように運用に反映していくのかを決めていくための別のワーキンググループが結成されました。
指針を運用に反映していくための重要な役割を担うのが今回パブリックコンサルテーションの対象となっている「FSC林地転換の補償手順」です。

FSCでは、パブリックコンサルテーションを「FSCコンサルテーションプラットフォーム」というオンラインフォームを用いて行っています。

こちらでは、コメント提出者がご自身で英語のコメントを「FSCコンサルテーションプラットフォーム」にてオンライン提出することが求められます。

同プラットフォームでは、最初にアカウントを作成する必要があります。

すべての質問に答える必要はありません。回答したい質問にだけ回答すれば問題ありません。

FSCコンサルテーションプラットフォームはこちら

コンサルテーションのページにログインをすると、「PUBLIC CONSULTATION ON THE FSC CONVERSION REMEDY PROCEDURE VERSION 1-0 DRAFT 2-0」というパネルがありますので、そちらのParticipateというボタンをクリックしてください。

FSC林地転換の補償手順第2草案(FSC-PRO-01-007 V1-0 D2-0)は以下からダウンロードいただけます(英語)。

FSC_report_1623832969_file.pdf
PDF, サイズ: 1.60MB