2015年2月にFSC認証で特例なしの使用が禁止されている「非常に危険な農薬リスト(FSC-STD-30-001a)」が改訂されました。こちらのニュースでお知らせした通り、この際新しく追加された農薬を使用するための特例申請に関して、利害関係者からの意見に従い、通常の申請期限を大幅に延ばし、2016年6月30日まで延長するとしていました。

この度、第70回FSC理事会において、FSC農薬方針改定の計画が承認され、その中で禁止農薬の特例使用承認に関する基本的な考え方も見直されることになりました。これに伴い、2015年2月に「非常に危険な農薬リスト(FSC-STD-30-001a)」に新しく追加された農薬に関しては、特例使用承認に関する基本的な考え方がFSC理事会で承認されるまで、特例申請の必要性が保留されることになりました。つまり、2015年2月に新しく追加された農薬に関しては、新しい方針が発表されるまで特例申請なしに使い続けることができます。

FSCでは2016年12月末までにこの基本的な考え方の承認をしたいと考えています。この間、「非常に危険な農薬リスト(FSC-STD-30-001a)」が更新されることはありません。

一方、2015年2月より前から「非常に危険な農薬リスト(FSC-STD-30-001a)」に含まれていた禁止農薬に関して、今回の理事の決定は影響しませんのでご注意ください。

より詳しい情報が必要な方はFSCジャパン冨村(ctomimura@forsta.or.jp)までご連絡ください。