FSC国際時理解によって承認された改定手順では、「FSCと組織の関係に関する指針」に対する苦情(違反の申し立て)を解決するための様々な方法を含んでいます。例えば、苦情解決のための新たなアプローチ、外部の専門家の活用、不正を働いた企業への制裁措置に関する新たな選択肢が導入されています。FSCの評判を守ると同時に、これらの変更は、FSCが苦情について最適な成果を挙げることに注力できるようになっています。

「FSCと組織の関係に関する指針」に対する苦情の処理手順が最後に更新されたのは2014年でした。以降、手続きの効率を上げるため、またFSCが迅速に、意味のある行動を起こすためには手順に不備がある点が認識されていました。

今までのように、苦情に対して苦情パネル(委員会)を結成するのではなく、今後は苦情に対して外部の専門家を雇い、また第三者から成る意思決定パネル(委員会)を結成することで、スピード感と透明性を向上させます。

改定手順はこれから1年半の間はテスト期間として運用されます。この間にFSCでは手順の軌道修正が必要かどうか判断します。また現在改定中である「FSCと組織の関係に関する指針」との整合性も図る予定です。

改定手順は2020年12月31日時点で、まだ苦情パネル(委員会)が結成されていない、「FSCと組織の関係に関する指針」に対する苦情に適用されます。

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