FSCの最高意思決定の場である総会は通常3年ごとに開催されます。経済、社会、環境分会の会員が集まり提出された動議に投票を行い、FSCと責任ある森林管理のこれからを形作ります。

当初2020年10月にインドネシアのバリで予定されていた総会ですが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で延期されました。FSC理事会では世界の現在の状況を慎重に分析をした結果、延期された総会を2021年にバーチャルで、2022年に対面で行うことを決定しました。2022年の対面の総会については、状況次第で再延長される可能性もあります。

バーチャル総会は2021年10月に実施されます。ここでは各分会によって優先順位付けされた動議に関する議論および投票が行われる予定です。動議の優先順位付けは、分会内と分会間のミーティング、FSC理事会と事務局長によるビジネスレポート、そして2017年FSC総会の可決動議報告書に基づいて行われます。

対面の総会は、参加者の安全と健康が保証される状況になり次第、2022年にインドネシアのバリで実施される予定です。ここでは、残りの動議に関する議論と投票とゲストスピーカーを交えたカンファレンスや分会セッションが行われる予定です。2022年の開催が難しい場合は、状況が改善し、開催が可能になり次第すぐに開催されます。

FSC事務局長のKim Carstensenは次のように述べています。「2021年の総会を対面で行わないという決定は簡単ではありませんでした。総会はFSCにとってとても重要なイベントであり、学びの場、つながる場、協力する場としての特別な機会を提供してきました。しかし、この未曽有の事態において、何よりも優先すべきは関係者の安全と健康です。そのため2021年の総会をバーチャルで実施することを決定しました。」

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