「CNRAは管理木材を調達している組織にとっては重要です。」と管理木材改訂プロセスを調整する管理木材プログラムマネージャー、Joanna Nowakowskaは話しています。「FSC管理木材のためのリスクアセスメントを使用する、または監視する利害関係者にとっても重要で、そうした関係者は、是非コご意見をお聞かせください。」

現在改定中の管理木材CoC規格(FSC-STD-40-005 V3-0)に基づき、FSCリスクアセスメントは管理木材の調達の根拠となります。CNRAは、組織が管理木材を調達する際に使われ、今後、各国でより詳細に行われるナショナルリスクアセスメントの基盤にもなります。

2015年3月~4月、FSC本部は優先20カ国における管理木材カテゴリー1(合法性)、カテゴリー2(人権・伝統的権利)、カテゴリー5(遺伝子組換え生物)に関するリスクアセスメントについてパブリックコンサルテーションを行いました。今回、2014年に評価されたブラジルとフィンランドの2カ国について、他の優先国に先駆けて初めてカテゴリー3のリスクアセスメントが公開されました。

「今回公開になるこのアセスメントを使って、他のCNRA優先国で使われるアセスメントの手法を改善してゆく。CNRAは、2017年末までに行われる予定です。」とNowakowskaは話しています。


意見の提出の仕方

コンサルテーション用のウェブページでは、これまでのCNRAプロジェクトで作成された全てのリスクアセスメントがご覧いただけます。ウェブページから文書がダウンロードでき、一つ一つの指標についてスペースがあり、フィードバックが書き込めるようになっています。


コンサルテーションの後は?

提出されたフィードバックは全てアセスメント最終版作成に使われ、その後、FSC本部は2015年8月に正式に文書を承認する予定です。最終結果はFSCウェブサイト及び改訂版世界森林レジストリに公開される予定です。

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