以下は新しく発表されたADVICE-40-004-13の日本語参考訳になります。

関連規準
FSC-STD-40-004 V2-1、第8.2.1, 8.3.1, 9.2.1, 9.3.1項、及び脚注4

背景
2011年のFSC総会において動議第38番が可決され、FSCはプレコンシューマー回収紙の繊維原材料をFSC認証材と扱うことについてのリスクとメリットについて環境、社会、経済のバランスを考慮した調査を行うことになりました。この調査の結果とコンサルテーションからの意見から、FSC会員はこの案を支持していることがわかりました。

2014年7月に開かれた第66回理事会で、FSC理事会は、プレコンシューマー回収紙をFSC認証材やポストコンシューマー回収原材料と同等のものとし、FSC CoCパーセンテージシステム、クレジットシステムにおいて表示に寄与するインプットとして計算してよいとするプロポーザルを承認しました。指針・規格課はCoC規格FSC-STD-40-004の改定でこの決定を反映することとされました。このCoC規格の改定が遅れているため、理事会は、認証取得者がこの決定に従ったシステムの実施を開始することができるよう、このアドバイスノートでこの決定を正式に発表しました。このアドバイスノートはFSC-STD-40-004 V3-0の発効と同時に取り下げられます。

アドバイス
FSC CoC認証取得者は、パーセンテージまたはクレジットシステムにより管理される製品のFSCミックス又はFSCリサイクル表示決定の際、プレコンシューマー回収紙をFSC認証原材料やポストコンシューマー回収原材料と同等のものと分類してもよい。

FSC_newsentry_1444797945_file.pdf
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