FSCチェックと呼ばれるこのツールは、2023年7月3日に使用が開始され、FSC認証の取得やFSC国際会員への申し込みを希望する者は、FSCと関係を構築する前に、この新しいステップを経るようになる予定です。
現時点で既存の認証取得者やFSC国際会員はFSCチェックに組織情報を提出する必要はありません。
FSCチェックは、FSC認証やFSC国際会員の申請者が「組織とFSCとの関係に関する指針」で定められている6つの許容できない活動とつながっていないか確認することに焦点を置いています。申請者から提出された情報に、同指針違反のリスクが見られた場合、FSCはこのような組織や個人と関係を結ぶことはありません。
このツールを用いてFSCは、2023年7月1日に発効予定である規準文書「FSC との関係構築のための情報開示要求事項」を適用する予定です。FSCチェックは申請者が記入しなければならないオンラインアンケートです。質問項目は「FSC との関係構築のための情報開示要求事項」で求められる情報に関するものです。
このツールは、FSC認証取得を希望する申請者の場合はFSC商標ライセンス契約(TLA)の署名手続きと統合され、FSC国際会員希望者の場合は会員承認手続きと統合されます。申請者からの情報を基にリスク評価が自動的に実施される仕組みです。
リスク評価の結果、申請者が低リスクであるか高リスクであるかが示されます。低リスクの申請者はTLA署名手続きに自動的に進みます。高リスクの申請者の場合、FSCが更なる検証を実施します。この際、必要に応じてFSCから追加情報提出依頼がされます。FSCが許容できない活動への関与の根拠が見つかった場合、FSCは申請者との関係構築を認めません。
FSCチェックの主なステップ
- 認証申請者の場合は認証機関、FSC国際会員申請者の場合はFSC会員管理チームが、FSC認証データベースにて新規申請者を登録する手続きをスタート。
- 申請者がオンラインアンケートに招待され、必要情報の提出を求められる。
- 自動化されたシステムによって、申請者の情報が関係断絶事業体や会員のリストと比較され、申請者のリスクが測定される。
- リスク評価の結果、申請者はTLA署名手続きまたは会員申請手続きに案内されるか、またはFSCによって追加情報提出の依頼がされます。FSCが許容できない活動への関与の根拠が見つかった場合、FSCは申請を却下します。
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