ディレクティブとは、アドバイスノートを集めたもので、規準文書の要求項目の解釈と実施について追加的な情報を提供するものです。FSC管理木材に関するFSCディレクティブ(FSC-DIR-40-005)は組織によるFSC管理木材の評価(FSC-STD-40-005 V2-1)について理解と実施を標準化するのに必要なものでした。この中で、他のFSC規準文書と整合性を保つよう、3つのアドバイスノートが更新されました。
今回更新されたアドバイスノートと、変更は以下のものです。
ADVICE 40-005-10認証機関はいつFSC管理木材コードを発行すべきか?
このアドバイスノートの要求事項は、認証機関が加工・流通業者を評価する際に使われる規格、FSC-STD-20-001 V2-0に置き換えられたため、削除されました。
ADVICE 40-005-16:非特定リスクの由来からの原材料の現地評価に認証機関が使うべき標本抽出(サンプリング)率と抽出対象となる母集団
このアドバイスノートも同じくFSC-STD-20-001 V2-0 CoC評価に置き換えられたため削除されました。
ADVICE 40-005-20:欧州木材規制下の副産物の調達
このアドバイスノートの有効期限は2015年8月にマレーシアで開かれた第69回FSC理事会にて下された決定により延長されました。これまでは2015年12月31日まで有効とされていましたが、日付は特定せず、FSC-STD-40-005の改訂版への移行期間の終わりに合わせることになりました。これにより、このアドバイスノートは改訂版規格に置き換わるまで有効ということになります。改訂版規格は元々、2016年1月1日には有効となる予定でした。
このディレクティブの対象となる規格FSC-STD-40-005 V2-1は現在改定中ということをご注意ください。この改定では、ディレクティブ中の全ての関連する規則が組み込まれ、これによりFSCシステムの規準文書の数が削減され、規格が使いやすくなります。改定版規格が承認され有効になると、1年の移行期間に入ります。この移行期間の終わりには、現行の規格とディレクティブは失効します。
