質問:
元々FSC認証材だった原材料、または他社の管理木材検証プログラムでカバーされていた原材料を、非認証取得者を通して(したがってCoCのチェーンが切れている)認証取得者が調達する場合、この原材料は完全なリスク評価、および検証プログラムを通さずに管理木材として扱うことができますか?
回答:
CoCチェーンの切れた調達先から元々FSC認証材だった原材料を管理木材として調達するには、CoCチェーンが切れたところ、つまり元の認証取得者が非認証取得者にその認証材を売り渡したところまで遡ってサプライチェーンの審査をする必要があります。この審査では、原材料が識別・追跡可能で、非管理木材と混ぜられていないか、検証可能な文書によって確認しなくてはなりません。
また、元々管理木材だった原材料をCoCチェーンの切れた調達先から調達し、管理木材として扱うには、独自の管理木材検証プログラムによりその原材料の原産地域を特定することが必要となります。これには、すべての関連する要件が適用されます。この際、リスクアセスメントの中で、他組織(FSC管理木材を非認証取得者に売ったFSC認証取得者など)によるリスクアセスメントを追加情報源として使うことができます。
この新しい解釈は、下記の管理木材の規格解釈のページに付け加えられています。(英文のみ)
https://ic.fsc.org/fsc-std-40-005-evaluation-of-controlled-wood.441-20.htm
