リスクアセスメント使った管理木材の調達は、将来的に完全にFSCから承認を受けたナショナルリスクアセスメントに基づくことになります。CNRAは、FSCリスク評価のある国を増やすために始められました。CNRAはFSC管理木材の調達を希望するFSC認証取得組織が使い、今後より詳細に行われるナショナルリスクアセスメントの土台にもなります。結果は全て世界森林レジストリに公開される予定です。

これまで、CNRAは優先20カ国において管理木材カテゴリー1(合法性)、2(人権及び伝統的権利)、5(遺伝子組換え生物)、及びブラジルとフィンランドの2カ国においてカテゴリー3(HCV)について行われました。これらのアセスメントの結果は、FSC本部のウェブサイトからご覧いただけます。

FSC本部は、今年から2017年末まで優先20カ国においてカテゴリー3(高い保護価値が管理活動により脅かされている森林からの木材)についてのリスクアセスメントを行うコンサルタントを募集します。管理木材カテゴリー3についてのリスクアセスメントには、アセスメントに必要な、利用可能なデータの評価、当該国におけるHCVの存在の有無の評価、及び森林管理活動による脅威の評価が含まれます。

FSC本部は更に、FSC本部ウェブサイトに挙げられているリストにある国々における他の管理木材カテゴリーについてもリスクアセスメントを行うコンサルタントを求めています。

専門家は、1ヵ国以上における管理木材カテゴリー3のリスク評価のプロポーザルを是非ご応募ください。プロポーザルにはコンサルタントのHCVに関連する資格、経験、及び各国における仕事の予算案や日程表を含めてください。

CNRAプロジェクトに参加するプロポーザルを提出しようと思っているコンサルタントの方は、FSCナショナルリスクアセスメントの枠組み(FSC-PRO-60-002a)にある、FSCリスクアセスメントの要件を読むようにしてください。この文書には、アセスメントの地理的範囲の決定、データ及び情報を収集し、リスク判定の地理的範囲を決定、リスク判定指標や5つの容認できない由来ひとつひとつについてリスク閾値を特定する手順が示されています。

プロポーザル、質問、及び詳細についてのお問い合わせは、Amrita Narayanan (a.narayanan@fsc.org)までご連絡ください。

関連情報:
CNRA
FSC管理木材プログラム
FSC管理木材リスクアセスメント
HCV資源ネットワークによる高い保護価値特定のための共通ガイダンス

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