このカタログは67版、32ヵ国語、46ヵ国で出回り、多くの家庭に配られます。その量は、一列に並べるとおよそ4万6千キロメートル、地球一周以上にもなります。

これまでIKEAは、カタログの持続可能性を高めようと着実に取り組んできました。2016年には原材料をすべてFSC認証にしようと目標を掲げてきましたが、これが前倒しで達成されることになりました。2014年度のカタログでは68%の紙がFSC認証でしたが、これも23%だった2013年度のカタログの約3倍にも上りました。目標達成に至るまで、数年にわたり、大きな進歩を遂げてきたのです。

この成果は、舞台裏の大きな努力によって支えられてきました。この目標を達成するために、IKEAはその取引先と精力的に協力し、調達係を訓練しました。取引先との契約交渉の前に、IKEAは持続可能性に関する情報の要求をします。この情報を使って、IKEAの調達係は持続可能性の目標に貢献できる納入業者を選びます。またIKEAでは、過去の経験を活かし、環境性能をさらに向上させる方法を開発しようと、取引先とワークショップを開催しています。今では森林から印刷業者まで、IKEAのカタログ生産チェーン全体がFSC認証を受け、紙の原料はすべて責任ある管理をされた森林に由来するようになりました。

「FSC認証カタログには、世界の森林を保護するというIKEAのコミットメントが表れている」と、FSC本部事業開発部長のMarcelle Peuckertは述べています。 「カタログなどの印刷物は、世界中で使用される紙のかなりの割合を占めている。家具や台所用品など、店舗内の製品の原料にFSC認証木材の量を増やす努力に加えて、この成果でIKEAは、自社が影響のあるすべての領域で持続可能性を追求していることを示した。」

木材に関するIKEAのサステナビリティポリシーについての詳細はこちらをご覧ください(英文のみ):

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(ソース:IKEAプレスリリース、2013年度IKEAサステナビリティ報告書、2012年度IKEA サステナビリティ報告書)