FSCは、大量の竹合板について虚偽表示を繰り返したとして、中国の竹合板メーカーの認証停止期間を1.5年延長しました。2022年に虚偽表示を行ったとしてFSCから認証を停止されたにもかかわらず、同社が別名で再認証された証拠が発見されました。同社は、新しい認証機関に認証履歴を開示せず、また、FSCから認証を停止されたにもかかわらず、製品の虚偽表示を続けていました。
同社は、以下の名称で認証を受けています。
- Zhejiang Anji Double Tiger Bamboo & Wood Industry Co., Ltd. (Anji Double Tiger)
- Zhejiang Anji Shuanghu Bamboo & Wood Industry Co., Ltd. (Anji Shuanghu)
FSCは、Anji Double Tiger(およびAnji Shuanghu)のやり方は、FSC認証制度の信頼性を著しく損なうものであると判断しました。このため、FSCアドバイスノート18(FSC-ADVICE-40-004-18 V2-0)に従い、FSCは2027年7月まで同社をブロックしました。
FSCは、この会社が2つの名称で事業を展開し、繰り返し虚偽表示を行っていた証拠を掴んでいます。 また、認証機関やASlの調査を妨害しました。 さらに、FSCの認証をブロックされた後も、製品に対するFSC表示を続けつつ、販売実績ゼロという虚偽の主張を行いました。 Anju Double Tiger(およびAnji Shuanghu)によるこれらの行為は、FSCシステムを不正に操作しようとする明確な意図を示しています。
この企業をブロックすることで、ブロックが解除されるまでこの企業が認証システムに再参入することを阻止しています。再参入は、企業が是正措置、予防措置、および修正措置を講じた後、またはあらかじめ定められたブロック期間が満了した後にのみ可能となります。
この措置が意味することは、以下の通りです。
- これら企業は、自社製品にFSC表示することや、FSC商標を使用することはできない。
- 単独の認証取得者として、あるいはグループまたはマルチサイト認証のメンバーとして、再認証を求めることはできない。
- 有効なFSC認証を有する他の認証取得者の外部委託先となることはできない。
虚偽表示およびブロックに関する詳細については、FSCの「CoCに関するFSCディレクティブ」(FSC-DIR-40-004)の16ページに記載されている「アドバイスノート18」(ADVICE-40-004-18 V2-0)を参照。