20213月にFSCASIは、アジアにおける木質ペレットサプライチェーンに対する取引情報の照合を開始しました(詳しくはこちら)。

20201月から12月の間に139の認証取得者間で行われた取引データが収集、分析されました。分析の結果、FSC認証木質ペレットベトナムおよびタイといった東南アジアで大部分が生産されており、日本や韓国といった東アジアの国が輸入していました。初期調査の分析結果の主なものは以下の通りです。

  • FSC認証木質ペレットの最大の生産および輸出国はベトナムであった。
  • FSC認証木質ペレットの最大の輸入国は日本であった。
  • 輸出量と輸入量の間に数量の不整合が確認された。
  • 虚偽表示の可能性が確認された。

FSC認証規格の要求事項に違反をしていることが確認された企業は、FSC商標ライセンス契約の一時停止または取消し措置を受ける可能性があります。そしてほぼ確実にFSCはこのような企業が再度簡単にFSC認証を取得することができないようにブロックをします。企業のブロックや詳しい条件についてはこちらADVICE-40-004-18 V2-0をご覧ください。

FSCは認証規格に加えてFSC認証製品の信頼性を守るべく、認証制度の強化を図るための新たな革新的な取組みを始めています。例えば、樹種同定技術、リスクに基づく介入やブロックチェーン技術を用いた検証プロセスなどが実施、検討されています

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