FSC-STD-50-001の改定目的はFSC商標使用の要求事項を簡素化し、認証取得者がFSC認証製品へのラベリングや広告宣伝をより容易にできるようにすることです。また同時に2014年FSC総会で可決された動議29番と36番への対応も行なわれます。

今回のパブリックコンサルテーションでは改定商標規格(FSC-STD-50-001 V2-0)に加えて、製品用FSCラベルの種類、文言に関する討議資料が対象です。コンサルテーション期間は2016年1月31日までです。

ただし日本語でコメントを提出される方は、翻訳の時間を考慮し、2016年1月22日(金)までにFSCジャパン冨村ちさと(ctomimura@forsta.or.jp)までコメントをご提出ください。

討議資料は、FSCラベル種類を現在の3つ(100%、ミックス、リサイクル)から1つに減らす提案、また3つの種類は維持しつつもミックスラベルの説明文言を変更する提案についてコメントを求めるものです。

改定商標規格(FSC-STD-50-001 V2-0)の現在の規格からの主な変更点は以下の通りです:

- FSC商標使用の自己承認(各種製品用ラベル、広告宣伝両方)の適用要件と手続きの明確化。

- 小規模およびコミュニティ生産者ラベルに関するアドバイスノート(FSC-ADV-50-003)および、Forests For All Forever商標に関するアドバイスノート(FSC-ADV-50-004)の統合。

- 次の商標使用の禁止事項の緩和:

  • 過去12ヶ月にFSC製品の製造・販売がなかった場合のFSC商標を用いた一般広告宣伝。
  • レターヘッドにおけるFSC商標の使用。
  • 名刺上でのFSC商標の使用(ロゴは依然として使用禁止。テキストのみ使用可能)。

- 次の新たな商標使用の規制の導入(総会動議36番への対応)

  • 請求書、納品書上でのFSC商標を用いて広告宣伝の禁止。

- ラベル内必須要素の簡素化。最小構成をデフォルトとし、その他の要素はすべて任意。

- 製品用ラベルの最小サイズを縮小(これに伴い、周囲の余白のサイズも縮小)。

FSC本部では英語によるオンラインセミナーを用意しています。日本から参加可能な時間のものは2016年1月7日に予定されています。参加をご希望の方はこちらのページからご登録をお願いします。

認証取得者によるFSC商標使用に関する改定規格および討議資料の日本語参考訳、及びコメントを記入するためのコメントフォームは下記からダウンロード可能です。また、現行の規格と提案されている変更を比較した文書(英語のみ)は、こちらからご覧いただけます。

英語でコメントを提出される方はSaija Hotti(trademark@fsc.org)宛に2016年1月31日までにご提出ください。
日本語でコメントを提出される方はFSCジャパン冨村(ctomimura@forsta.or.jp)宛に2016年1月22日(金)までにご提出ください。

是非皆様からのご意見をお待ちしております。

元の記事はこちら(英語)

FSC_newsentry_1447723190_file.pdf
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FSC_newsentry_1447723335_file.pdf
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FSC_newsentry_1447723368_file.doc
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