森林認証はEUへの違法木材輸入のリスク低減に役立つとの調査結果 イギリスのシンクタンク王立国際問題研究所(所在地の名をとってチャタム・ハウスとも呼ばれる。)が先月、欧州木材規制により求められるデューデリジェンス制度に対して、森林認証が果たす役割を調査した報告書が公開されました。特に家具の分野では、アジアの違法伐採材、違法取引材に対する高いリスクを低減することに役だっていることが示されています。報告書ではこれらの地域で優勢であるFSCに焦点をあてて書かれています。 May 12, 2014 Share With Friends 報告書では認証制度の不正使用、FSCがそのような不正をどのように防ごうとしているのか、また管理木材を使用したミックス製品について詳細が書かれています。FSCについて肯定的に書かれてはいるものの、アジアからの家具輸入市場において、欧州木材規制で求められるリスク評価の手間を減らせるという結論までは出されていません。FSCチーフアドボカシーオフィサーのJohn Hontelez氏による報告書の確認とFSCへの影響に関するコメントはこちらからダウロードできます(英語のみ)。