キャンペーンは‘Futuro se escribe con tú’(未来はあなたとともに描かれる)と名付けられ、現在の責任ある消費活動が未来につながるというメッセージを発信しました。
MSCスペインのコミュニケーションオフィサーであるCatia Meira氏は次のように語っています。「このキャンペーンを通じて一般消費者が森林と海洋の環境を守る意識を持ってくれると良いと思います。そのためにできることとしてFSCラベルやMSCラベルの付いた商品の購入を勧めています」

スペインでFSCとMSCのコラボレーションキャンペーン

MSCは持続的な海洋資源利用のために設立されました。持続的な漁業を推進し、天然魚の持続的な漁のための規格を定め、同時に加工、流通過程のトレーサビリティも求めています。漁業者、加工者、小売店等と共に持続可能なシーフードを市場に提供しています。
つまりMSCとFSCは将来世代のニーズを損なうことなく、現在のニーズに応えるという同じビションを持っています。

キャンペーンは2015年11月にマドリードで開催されたBioCulturaというイベントの一環として行なわれました。これはオーガニック食品と責任ある消費の普及啓発展示会です。3,000人の子どもを含む合計72,000人が来場しました。

スペインでFSCとMSCのコラボレーションキャンペーン

このキャンペーンでは、消費者に対して未来に向けた幅広い総合的な視点を持つことを促しました。
MSCスペイン・ポルトガルの事務局長であるLaura Rodríguez氏は次のように語っています。「FSCとMSCのブランドは消費者にとって商品を選ぶ上での目印になります。これは両制度の信頼性の上に成り立っており、その信頼性には科学的な根拠、認定制度、第三者審査制度、利害関係者との協働、CoCを通じた透明性が寄与しています」

スペインでFSCとMSCのコラボレーションキャンペーン

FSCスペインの事務局長であるGonzalo Anguitaは次のように述べています。「消費者には、購入している商品の原産地やフットプリントという情報を示すべきです。森林や海洋の未来を考えて行動してくれる消費者にとってこのような情報は必要不可欠です。」

展示会ではMSCとFSCが共に制度を紹介するパンフレットを配布し、FSCラベルとMSCラベルのついた商品を展示しました。展示会中に2度ワークショップが開催され、FSCとMSCを積極的に採用している大企業等(イケア、エル・コルテ・イングレス、ルロワ・メルラン、Delfín Ultracongelados、漁業組合)が自身の調達方針を説明しました。
また子供向けのイベント、消費者向けのワークショップ等も開催されました。


元記事はこちらから。