Zandraは次のように述べています。「私たちの森林は非常に大きなプレッシャーにさらされており、私たちは時間との競争をしています。気候変動による影響が深刻しているにもかかわらず、土地の開発圧力が森林と生物多様性を脅かしており、人類の存亡そのものが脅かされている今こそ、私たちはFSCが復元力のある森林のための適切なツールとして機能し、気候変動や生物多様性の問題を解決することに役立つことを示す必要があります。これから私たちは約束してきたことを証明していかなければなりません。」

Zandra Martinez

Zandraは2019年からFSC国際理事を務めており、FSCグローバル戦略2021-2026を形作るための主要な役割を果たしてきました。またラテンアメリカにおけるいくつものガバナンスプロセスにも貢献してきました。

ZandraとFSCとの関係は20年以上に渡り、これまでにはFSCのコミュニケーション分野で職員代表として、またコミュニケーションユニット長として関わってきました。それ以外にも、中南米やヨーロッパのコーヒー業界で個人コンサルタントとして森林認証の影響を分析する仕事も行っています。

Zandraが特に情熱を傾ける分野としては人権、小規模森林所有者、そして先住民族が挙げられます。メキシコのオアハカでは政治的な権利のために戦っている女性に制作策定プロセスをアドバイスすることでColectivo para la Ciudadanía de las Mujeres(女性の市民権のための共同体)やMUCPAZ(平和のための女性ネットワーク)をサポートしています。2021年からはGIZ-German Civil Peace Serviceと一緒にグアテマラで開発アドバイザーとして働いています。

Zandraは次のように述べています。「私はFSCがグローバル戦略2021-2026を達成し、FSCが優れたサービス提供組織として強化されるように注力していきます。私たちには拠り所となるビジョンとミッション、信頼できる人の価値、そして実現するためのリソースがあります。国際理事会の議長としての役割を果たすことを楽しみにしており、様々な懸念、批判、展望、アイディア、サポートを歓迎します。」

Zandraの任命期間は2022年1月1日から12月30日までです。この間、Janne NäräkkäとPer Larssonが副議長として、そしてIvone Satsuki Namikawaが会計係としてZandraをサポートします。

FSC国際理事は12名で構成されています。FSCの経済、環境、社会分会がそれぞれ4名の理事を選出します。4名のうち、2名は南半球、2名は北半球を代表する会員によって選出されます。

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