2023年1月1日以降に、FSCが許容できない活動に関わったとして「組織とFSCとの関係に関する指針」第3版に違反をした組織は、新たなFSC補償の枠組み(FSC-PRO-01-004)に従った補償活動を完了しない限り、FSCとの関係を構築することはできません。補償手続きには、過去の社会環境的な損害の補償のための恒常的かつ効果的な一連の措置が含まれます。

新たなFSC補償の枠組み(FSC-PRO-01-004)は、従来のFSC補償の枠組み(FSC-PRO-01-007)と呼ばれる別の文書に基づいています。従来の補償の枠組みは、「組織とFSCとの関係に関する指針」第2版に違反をした組織に対する補償要求事項を定めていました。

新たなFSC補償の枠組み(FSC-PRO-01-004)には、「組織とFSCとの関係に関する指針」が第3版に更新された際の変更点の反映や、2020年12月31日以降に自然林から転換された人工林がFSC認証対象にならないという新たなルール(詳しくはこちら)が反映されました。

まとめると:

  • 新たなFSC補償の枠組み(FSC-PRO-01-004)は、「組織とFSCとの関係に関する指針」第3版に基づいてFSCとの関係構築を求める組織に適用されます。
  • 従来のFSC補償の枠組み(FSC-PRO-01-007)は、「組織とFSCとの関係に関する指針」第2版に基づいてFSCとの関係構築を求める組織と、林地転換に関する指針の下で認証取得を目指す森林に適用されます。

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