テクニカル・アップデート


Wednesday, 27 May 2020
オーク材フローリングのサプライチェーンにおける取引情報の照合に関する進捗報告

Technical Updates

この度、FSCとASIは2019年に実施したオーク材フローリングのサプライチェーンにおける取引情報の照合について進捗の報告を行いました。


現在までに得られた結果は?

現在までの調査結果から、オーク材のフローリング加工業者の多くは、アジアと東ヨーロッパにあることがわかりました。中でも中国が一番大きな加工市場を持ち、ウクライナ、リトアニア、ポーランドと続きます。

完成した認証フローリング製品は、主にヨーロッパ市場に行き、消費者の手に渡っています。ドイツとイギリスが主な輸入国で、次に北アメリカが続きます。

世界全体で、1600を超える認証取得者がオーク材フローリング製品の製造または取引をしています。これらの内の400近くが今回の調査に参加をしており、85%が要請に従い取引情報を提示しています。2018年10月から2019年3月の間にASI送れた取引データは1000を超えます。

なぜ取引情報の照合を実施したの?

こちらのニュースでお知らせした通り、オーク材フローリングのサプライチェーンにおける不正確なFSC表示に関する申し立てに基づき、FSCとASIでは違法伐採材がFSC認証サプライチェーンに入り込んでいる可能性を調査するために取引情報の照合を開始しました。
現在までの取引情報の照合では、半製品や完成品としてのオーク材フローリング製品の製造と取引に焦点を当てているため、ASIでは今後、より原産地や一次加工業者に焦点を当てた調査を行う予定です。FSCでは、これから木材同定技術の活用や追加の取引情報の照合が必要かどうかを判断した後に、必要であればこれらの措置を実施します。

またFSCは、ASIと協力して、回答を得られていない調査対象企業への働きかけを続けます。また現在までの取引情報の照合や木材同定試験で発見された不適合についても詳細を調査していきます。

虚偽表示の責任があると確認された認証取得者には厳しい罰則が科されます。アドバイスノート(ADVICE-40-004-18)に従い、認証の一時停止や取り消しもあり得ます。

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