この枠組みを通じてFSCは、不適合企業が過去の環境や社会に対して与えた損害の補償を行うために満たさなければならない要求事項の標準化を目指しています。FSCの補償枠組みの主な目的は、不適合企業が透明性を持った補償のためのロードマップを作成、実施することで森林の復元を推進することです。

FSCの補償枠組みについて

FSCの補償枠組みは、林地転換やその他のFSCと組織の関係に関する指針への違反に対処するためにFSCが用いる仕組みを定めるものです。これは2021年に作られ、紹介されてきた林地転換の補償手順FSCとの関係修復のための枠組みに関する指針の条項を統合したものです。

FSCの補償枠組みが運用可能になることで、FSCは過去の環境や社会に対する損害に対する包括的かつ相応な規模での補償につながると信じています。この仕組みによって、FSCは世界の森林と森林に依存する人々にとって良い影響をもたらすことができます。

FSC認証の取得またはFSC会員への申請という形でFSC制度の利用を希望する企業に対して、FSCはこの枠組みを用いて適格性評価を行います。この枠組みの条項は、初めてFSCと関係を築く場合および、断絶している関係を再構築する場合に適用されます。

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