プレスカンファレンスの前半では、まずFSCジャパン副代表 速水亨より、FSCの概要と意義、国際大会におけるFSCの導入メリットをご紹介しました。また今年7月から開始するFSCの認知度向上を目的とした一般生活者向けのキャンペーン「FSCフォレストウィーク2018」について発表しました。
日 時：2018年7月2日(月)13:30～16:10
主 催：NPO法人 日本森林管理協議会(FSCジャパン)
協 力：公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)
後 援：外務省、環境省、林野庁
場 所：イトーキ東京イノベーションセンターSYNQA
東京都中央区京橋3-7-1相互館110タワー1F
https://www.synqa.jp/access/
続いて、小売や飲食業界をリードする企業7社（イオン株式会社、イケア・ジャパン株式会社、花王株式会社、キリン株式会社、スターバックス コーヒー ジャパン株式会社、日本生活協同組合連合会、日本マクドナルドホールディングス株式会社）が、2020年に向けて各社におけるFSC認証原材料・製品の調達を進め、消費者にもFSC認証の重要性を伝えることを共同宣言として発表しました。
その後、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 総務局 持続可能性部 持続可能性事業課長 日比野佑亮氏より、 今年6月に発表されたばかりの東京2020大会における持続可能性コンセプトと、「持続可能性に配慮した調達コード」について概要をご説明いただきました。「適切に管理された資源を東京2020大会でも使用し、大会後に向けても普及・啓発の一助になりたい」と、東京2020大会の目指す姿についてもお話しいただきました。
後半には、WWFジャパン 森林保護室 森林グループ 古澤千明氏より、世界の森林問題の現状と今後の課題をご共有いただいた後、「FSC認証材の調達宣言2020」に同意した7社それぞれから、FSC認証製品調達の最新の取り組み事例を発表しました。
各社これまでも持続可能な社会の実現に向けて取り組みを進める中で、2020年が大きな契機となって、より具体的な目標に向けて動き出していることが伺えました。その一方で、商品デザインとFSC認証マークの兼ね合いや、グローバルでの認知度など、現場での苦労と今後の課題も浮き彫りになりました。
当日は、会場内にて各社のFSCラベル付き製品の展示も行いました。参加者から各社の担当者への製品や取り組みに対する質問が相次ぎ、活発なコミュニケーションが行われました。
FSCジャパンはこれからもFSC導入に積極的に取り組む企業との連携を強化し、FSCを選択することが当たり前となる社会を目指し、普及活動を推進してまいります。
＜第一部 13:30～14:30＞
●FSCの概要と意義、国際大会におけるFSCの導入メリット紹介
FSCジャパン 副代表 速水 亨
●企業による「FSC認証材の調達宣言2020」の発表
イオン株式会社 執行役 環境・社会貢献・PR・IR担当 三宅 香 氏
イケア・ジャパン株式会社 役員 サステナビリティ マネジャー マティ 絵莉 氏
キリン株式会社 取締役 常務執行役員 CSV戦略担当 溝内 良輔 氏
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 マーケティング本部長 大嶋バニッサ 氏
日本生活協同組合連合会 常務理事 藤井 喜継 氏
日本マクドナルドホールディングス株式会社 取締役 執行役員 宮下 建治 氏
●国際大会における紙の調達～オリンピック・パラリンピックにおける紙の調達方針の概要紹介～
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 総務局
持続可能性部 持続可能性事業課長 日比野 佑亮 氏
＜第二部 14:30〜16:10＞
●世界の森林問題の現状と今後の課題紹介
WWFジャパン 森林保護室 森林グループ 古澤 千明 氏
●FSC認証製品調達の先進事例紹介
イオン株式会社 執行役 環境・社会貢献・PR・IR担当 三宅 香 氏
イケア・ジャパン株式会社 役員 サステナビリティ マネジャー マティ 絵莉 氏
花王株式会社 執行役員 購買部門統括 田中 秀輝 氏
キリン株式会社 取締役 常務執行役員 CSV戦略担当 溝内 良輔 氏
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 マーケティング本部長 大嶋バニッサ 氏
日本生活協同組合連合会 常務理事 藤井 喜継 氏
日本マクドナルドホールディングス株式会社 取締役 執行役員 宮下 建治 氏
当日の講演資料は以下よりダウンロードいただけます。