FM認証林ツアー

イベントレポート

近年、様々な事業分野で生産される紙・木材製品において、FSC認証製品の採用事例が増加しつつありますが、その環境的、社会的、経済的価値の源泉であるFSC認証の森林とは実際にどのような森なのか、イメージするのは容易ではありません。FSCジャパンでは、企業の皆様に、実際の認証林をご覧頂き、認証取得者、認証審査員の声を聞くことで、「FSC認証製品に対する取り組み」が「責任を持って森林を管理する」ことに繋がっている実例を知っていただきたく、FM認証林ツアーを開催しています。


2014年3月25日 三井物産亀山山林

三井物産亀山山林 (© FSC Japan)© FSC Japan当日はツアーの会場提供、運営にご協力いただいた三井物産株式会社および三井物産フォレスト株式会社の皆様を含め総勢38名の皆様にご参加いただきました。

東京から千葉県君津市亀山山林までの道のりはバスで片道1時間半ほど。 移動時間を利用して、まずはFSCジャパン理事であり、FSC認証審査の監査員も務める富村より、FSC認証監査のチェックリストや規準をお見せしながら、FSC認証について簡単にご紹介させていただきました。

三井物産亀山山林 (© FSC Japan)© FSC Japan到着後、君津亀山少年自然の家にて、まずは三井物産株式会社 環境・社会貢献部 社有林・環境基金室室長 赤間哲様より「三井物産の森~森林管理の基本~」についてのお話を伺いました。

森林管理の手間やコストの問題など、認証維持の難しさについてお話しいただく一方、そのような責任ある森林管理を、経営理念に基づいて維持しているというお話に対し、参加者の皆さんからは「トップの意思の重要性を感じました。」といった感想が多く寄せられました。また、他認証制度が存在する中で、FSCを選ぶ理由など、世界的な企業としての国際的な認証制度の必要性についてもお話いただきました。

三井物産亀山山林 (© FSC Japan)© FSC Japan続いて、三井物産フォレスト株式会社 企画業務部 マネージャー齋藤昌史様からは、FSCの規準をどのように現場作業に反映しているのか、具体的にご説明いただきました。

規準を読むだけではわからない、森林施業における実践的なFSC認証の取組みについて、森林管理に直接携わる方ならではのお話を伺う事が出来ました。これまで行ってきた森林管理の方法とFSC認証の規準とのすりあわせ等、今後の課題についてもお話いただきました。

三井物産亀山山林 (© FSC Japan)© FSC Japan最後にFSCジャパン 河野からは、FSCのナショナルオフィスであるFSCジャパンの位置付け、現在の活動について簡単にご説明いたしました。

質疑応答では、認証の取得維持への社内理解など実務的な質問や、水源の問題など、森林に関わるさらに踏み込んだ質問もあがり、皆様の環境への関心の高さが伺えました。

三井物産亀山山林 (© FSC Japan)© FSC Japanセミナーの後は、皆さん和気あいあいと会話を楽しみながらの昼食で一旦休憩です。

三井物産亀山山林 (© FSC Japan)© FSC Japan食事の後はお待ちかねの認証林見学。
快晴に恵まれ、皆さん意気揚々と森に出発です。

ここからは、実際の現場を歩きながら、三井物産フォレストの齋藤様から施業や取組みについてご説明いただき、併せて富村から審査ポイントを踏まえた解説をさせていただきました。

三井物産亀山山林 (© FSC Japan)© FSC Japanこちらは三井物産のウッドデッキ作りプログラムで作られたウッドデッキです。デッキの上からの景色は、木の上から森を見下ろしているようで新鮮。

三井物産亀山山林 (© FSC Japan)© FSC Japanツアーの終わりには、ウッドデッキにて皆さんと記念写真を撮影。

三井物産亀山山林 (© FSC Japan)© FSC Japan今回の認証林ツアーを通して、実際に森を歩き、森の管理に携わる方の声を聞く事で、FSC認証林を少しでも身近に感じていただき、FSC認証の意義を感じていただければ幸いです。

この場を借りて、イベントの運営にご協力いただきました三井物産及び三井物産フォレストの皆様、そしてご参加いただきました皆様に御礼申しあげます。誠にありがとうございました。

FSCジャパンでは今後も様々なフィールドでFSC FM認証林ツアーを開催していく予定です。どうぞご期待ください。

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