管理木材国内リスクアセスメント

管理木材国内リスクアセスメント (© FSC A.C./ Milan Reška)© FSC A.C./ Milan Reška


現在、日本国内での管理木材の調達は、2014年8月FSC本部により承認されたナショナルリスクアセスメント(NRA)に基づき行うことができます。即ち、このNRAで低リスクとされた地域からの木材は管理原材料として扱うことができ、そうでない地域(カテゴリー2(伝統的権利、人権を侵害して伐採された木材)について北海道、カテゴリー3(高い保護価値を有し、その価値が施業活動によって脅かされている森林で伐採された木材)について奄美以南の南西諸島))では更なる検証を行い、リスクが低いことが確認できなければ管理木材を調達できないということです。

しかし、管理木材に関する一連の規準文書が改定され、現在、新たな手順(FSC-PRO-60-002V3-0)に沿ったナショナルリスクアセスメントの策定が求められています。FSC本部はまず、世界53か国の管理木材優先国で、本部主導によるセントラライズド・リスクアセスメントを行いました。これは、本部に委託されたコンサルタントが行うもので、日本ではFSCジャパンと協力しながら進められ、これまでにカテゴリー1, 2, 5についてCNRAが作成され、承認されています。また、カテゴリー3、4についても草案が整えられています(2016年5月現在)。

一方で、日本では既に手順に基づき、社会、経済、環境の3分会から成るNRAワーキンググループが組織され、登録されています。このワーキンググループは、本部により整えられたCNRAを叩き台として2017年末までの新NRA策定、承認を目指し、議論を進める予定です。CNRAは全てのカテゴリーについて承認されなければ発効しませんので、表向きは発行されることなく、日本で使用しなければいけないNRAは、旧NRAから新NRAへと移行する予定です(CNRAは経由せず)。

以下が新NRA策定の予定になります。

2016年6月 CNRAカテゴリー3の草案が完成
2016年7~10月 CNRAの草案や結果を叩き台に新NRA第1草案作成
2016年10~12月 本部による新NRA第一草案承認
2017年1~3月 パブリックコンサルテーション
2017年4~5月 新NRA第2草案作成
2017年6~10月 本部による審議(草案修正)
2017年11~12月 本部による承認

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