FSCの広がり

FSCの広がり


設立から20年を経、FSCは世界中に広がり、その影響は社会や環境に大きく及んでいます。2016年3月現在世界81ヵ国で日本の国土の約5倍に当たる約1億8,780万ヘクタール(187.8万 km2)もの森林が認証され(FM認証)、CoC認証は117カ国3万件を超えました。

FSCの認証製品は、家具や木工品、紙、本などの印刷物として世界中に出回っています。紙や家具に加え、認証林から生産された非木材林産物の蜂蜜やメープルシロップ、キノコ、ゴムボール、籐の家具、竹や竹製品、プロジェクト認証で認証された建物などもあります。日本でもティッシュペーパー、ジュースの紙パック、パンフレットや企業の年次報告書、カレンダーなど、FSCマークを目にする機会が増えてきました。

FSCの一般の認知度も高まっており、2013年に行われた世界市場調査によると、英国では46%の人がFSCをよく知っている、またはある程度知っていると答えました。また、2014年6~7月に認証取得者を対象に行われた世界市場調査では、FSC認証取得者の81.5%が、FSCは製品に対する付加価値となると答えました。また、85.7%はFSCの重要度が増している、または以前と同じと回答しています。FSCは確実に市場に普及していっています。

また、FSCは最も信頼度の高い森林認証制度として、重要な国際イベントでも多く使われています。2009年の米国オバマ大統領の就任式の招待状や2011年のイギリス王室のロイヤル・ウェディングの招待状にもFSC認証紙が使われています。また、オリンピックでは2010年にカナダで行われたバンクーバーオリンピックの選手村、オリンピック村およびパラリンピックセンターの建設にはFSC認証木材が使用されました。2012年のロンドンオリンピックでもオリンピック公園がFSCプロジェクト認証を取得し、国際的イベントにおいてFSC認証材を使うことは近年、世界的な流れになっています。

FSCの影響は市場だけに留まりません。森林管理の現場では、管理に利害関係者を広く巻き込むFSCの要求事項により、先住民族など、弱い立場にあった人々の声が森林管理者に届くようになったところや、FSCを取得する過程で、安全面などの労働環境が大幅に改善されたという事例もあります。また、FSCが生み出した高い保護価値(HCV)という概念も自然保護の分野で大きな影響を与え、パームオイルなどの他の認証制度にも広く使われるようになりました。

日本国内ではFM認証は33件、認証面積約39万ha、CoC認証は1,047件あります(2016年4月現在)。

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